役に立つかは別として

頭の中にあるゴチャゴチャを出しとけばスッキリするかも

「好き」に匹敵するかもしれない「求められる」ということ

「好き」を仕事にできても成長できなきゃ続かない、そして自分は今これ以上成長したい方向性がないところまで来てるから余韻だけ楽しんでるのかも……って昨日書いたけど、そのあと、もう辞めてもいいのにあたしはなんで辞めてないんだろう?って考えていた。

 

作業自体が好きってのはあるけど、他に好きなことがないわけじゃないし、好きかどうかは別として、とりあえずやりたいこともいろいろあるじゃん!

それにありがたいことに、もうそんなに頑張って稼がなくても大丈夫なところまで来てるんじゃん!

忙しい忙しいって言って、翻訳辞めれば解決することじゃん!

なんでさっさと辞めて他のやりたいことを実現させないのだ、お前は!

 

……でも、ちょっと考えたら答えはすぐわかった。

求めてくれる人がいるからだ。

「前と同じ訳者さんでお願いします」と指名して発注してくれる人たちがいる。

そして、昔は指名案件って言っても「今スケジュールが空いてません」「その納期では無理です」と言ったらあっさり諦められちゃってたのが、今は「いつ空きますか」とか「納期延ばしても構いません」と言って向こうが調整してくれるパターンが増えたから。

 

そもそも、我儘言いたい放題してるのは発注を減らすためっていうのもあるんだけど、それにしたって、どうしてもあなたがいいと言われたら、もともと好きな作業をやりたくないわけがない。

 

半年くらい前、もうホントに辞めるべきなんじゃないかなぁと思ってた時期があった。

結局そのタイミングで辞めなかったのは、ある学者さんからの発注があったからだった。 

エージェンシー:「前と同じ訳者さんがいいので、いつ発注してどういう納期なら請けてもらえるか確認して欲しいそうです。前の案件のIDは○○です」

あたし:「○○なんて記録ないですね。それホントにあたしがやった案件ですか?」

エ:「あっ、2年前の話です」

 

2年前って、あんた……。

 

で、調べたら、確かにあった。

日本で既に出版されてる書籍の第1章を英訳したんだった。でもその後音沙汰がなかったから、残りは別の人たちが手分けして訳したんだろうと思ってた。(←学術書ではよくある話)

……そう思ってたんだけど、なぜかその本の第2章の発注打診だった。

 

どうもその方は、第1章の訳が終わったあとアメリカに研究員として出向いていたらしい。そしてその間、訳書の出版は保留になっていたらしい。

で、帰国して再開することなったときあたしを選んでくれた、と。2年越しに。

 

今は、その方が元原稿の内容を更新しては1章ごと発注してくるのを請け負っている。

向こうが原稿の手直しに時間かけてるのと、あたしのスケジュールが空いてないときは空くまで待ってることもあって、10章あるうちまだ5章しか訳し終わってない。(笑)

これ今年中に終わるのかしら?って感じなんだけど、少なくともこの方の本が終わるまではあたしは翻訳業を辞めないだろう。

とりあえず、この人の本が完成するまでは、続けようと思う。感謝しながら。

 

きっと向こうは自分の翻訳者がこんなこと思ってるなんて夢にも思ってないんだろうなぁ(笑)

 

人は、お互い知らないところで知らない人の人生を変えている。

 

 

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