役に立つかは別として

頭の中にあるゴチャゴチャを出しとけばスッキリするかも

裁量労働制は悪くない、悪いのは日本の企業のあり方

ちょっと前にこの記事を読んだ。

news.yahoo.co.jp

その後も「定額働かせ放題だ!」「労働時間のデータがおかしい!」みたいな議論がいろいろあって、結局は裁量労働制を拡大する案は撤回となったみたいだけど、ここ数日ずーっとモヤモヤしていた。

 

上の記事でも言ってるように、どうもみんな「裁量制と言ってもやり方だけの話で業務量に裁量はないのだから定額働かせ放題になってしまう、だから撤回しかない」って言ってるらしいんだけど、「だから撤回しかない」ってポイントがズレてるでしょう、あんた!って。

 

問題は裁量労働制じゃない。

問題はこれ。

したがって、次のような現象が起きます。

('◇')ゞ「仕事終わったんで、定時前だけど帰ります!」

( ゜Д゜)「もう終わったの?じゃあ、次はこれやって」

( ;∀;)「え?でも・・・裁量労働なんで・・・」

( ゜Д゜)「あ、そう。業務命令を断るんだ。へー。」

(*_*)「やりますよ・・・」

 ほかにも、

( ゜Д゜)「おまえたちは、裁量労働制だ。好きなときに帰れるぞ」

(*´▽`*)「わーい」

( ゜Д゜)「ただし、俺が与えた仕事を全部終わらせてからだがな」

( ;∀;)「えーん」

 とか、

(-"-)「仕事が多くて終わらないッス」

( ゜Д゜)「仕事の進め方は自由でいいぞ」

(-"-)「いや、仕事が多すぎるんです。終わらないんです」

( ゜Д゜)「でも、仕事の進め方は自由だぞ」

(-"-)「・・・・(怒)」

 ということになります。

 

あたしはアメリカでずっと裁量労働者(Exempt employee)の立場で働いてたけど、こんな状況はあり得なかったからね。

裁量がやり方の関する話で業務量に関する話ではないっていうのはアメリカでも同じだけど、どの業務が含まれていてその業務にはどのくらい時間がかかるのかということは上司が一方的に決めることじゃない。

もちろん上司が一方的に決めたものが妥当なら部下はそれをそのまま実行するけど、普通はちゃんと話し合いがある。

どの部下がどの業務を優先して行うべきかをきちんと割り振って組織を回すのは最終的には上司の責任だけど、どの業務が切羽詰まっているのか、それぞれの業務はどのくらい時間がかかるのかなどの情報を提供するのは部下。

できない業務を引き受けて残業ばっかりしてる部下は「できない奴」のレッテルが貼られるし、めちゃくちゃな働き方をさせてる上司も評価が悪くなる。だからお互い何を優先してどう効率的に仕事しようかという話になる。

 

これが普通でしょう?

 

いや、日本じゃ普通じゃないのはわかってるけど、どうして「これが普通じゃないってところがおかしいよね、ここをまず直さなくちゃダメだよね」って話にならないの?

 

時間給で働かせてるようなマニュアル化できる労働内容ならわかるけど、「裁量」で仕事させるときに業務量が一方的に決められるのが普通って、おかしいでしょう?

 

その辺の根本的な問題を誰も疑問に思わないで、「労働時間が!」とか「撤回しかないでしょ!」とか根本的じゃないとこばっかで言い争いしてるなんて。大丈夫か、日本。

 

やれやれ。

 

==追記==

まともなこと書いてくれてる人がいた。

bonotake.hatenablog.com

 

 

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