役に立つかは別として

頭の中にあるゴチャゴチャを出しとけばスッキリするかも

子供の頃読んだ本を読み返す

今年の抱負としてこういうことを書いたんだけど

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その中の「来年は今までの『暇つぶし的なノリで大量に本を読む』スタイルから『質や目的できちんと本を選んで熟読する』スタイルにシフトする」っていう約束を守るため、読む本の選び方をかなり意識するようになった。

正直、自分の読書習慣がもの凄く変わって、感じたり考えたりすることも大きく変わってびっくりしている。

……と言っても、進化してるというより、今までのあたしダメだったんじゃん!って感じになる方が多いんだけど。笑

 

まあそれはおいといて、最近読書に関連して面白いことがあったからメモ代わりに書いておく。

実は最近、小学生の頃に読んだ「赤毛のアン」をちゃんと原書の「Anne of Green Gables」で読んでみようと思って読んだ。そしたら「ええ!ちょっと待て、もう一回日本語版も読んでみなくちゃ」みたいな感じになり、結局は日本語版(松本侑子さん新訳)を読み直すことになった。  

Anne of Green Gables: Original Edition

Anne of Green Gables: Original Edition

 
赤毛のアン (文春文庫)

赤毛のアン (文春文庫)

 

面白い体験だった。

ちゃんとあらすじは覚えてたから、原書を読んでるときも全体を通して「はいはい、そういう話だったよね」と思ったんだけど、舞台になっているアヴォンリーの描写の美しさ、登場人物の生き生きとした言動、アンの言葉の深さみたいな、細かいところ全部が今回のあたしには新鮮に感じられたんだよね。

で、「なんなの、小学生のあたし、どこ読んでたの?」と思って日本語訳を読み返したんだけど、日本語訳もちゃんと新鮮だった。単に小学生のあたしがストーリーしか追っていなかっただけだった。笑

小学校低学年の頃のあたしって、年間読書冊数が学年でトップになったりする子供だったんだけど、今思うとあれはきっと無意識に斜め読みしてたんだろうなぁ……。一応感想文は得意だったから、めちゃくちゃ斜め読みしてたわけではないと思うけど。

あっ、でも「赤毛のアン」は単なる児童書じゃなくて、大人も十分楽しんでいろいろ「想像」できるレベルの本だから、子供じゃ本当の良さは全部わからないというのはあると思う。きっとこの手の本は「子供の頃に読んで大人になってからまた読み返す」っていうのが王道な読み方なんだろう。

 

なんにせよ、人生100年としたらもうすぐ折り返し地点っていうところまで来て、ようやく本の読み方を考え直してるって、我ながら相当のん気な人だと思う。しみじみと。

もう大器晩成型を目指すしかない。

 

今は他の本もたくさん読んでるんだけど、合間を縫って「少女レベッカ」も読みたい。

「少女レベッカ」は確か文庫を買ってもらって持ってたんだよね。でも今は「赤毛のアン」のインパクトが強すぎてどんな話だったかすら思い出せないんだよね……。

やれやれ……。

 

 

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