ブログに書くほどのことでもないな…という旅先の小ネタをいくつかまとめて書いておいたらまあまあ評判が良かったから、
カンボジア旅行バージョンも書こうかなと思う。
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カウイングがcarvingで衝撃的だった件
リュオス遺跡群、ベン・メリア、バンテアイ・スレイはシェムリアップの街からちょっと離れてたから、ガイド付きの車をチャーターしてまとめて巡った。ガイドのおじさんはガイド歴20年とかいうベテランで、当然知識的にも申し分ない人だった。
ただ、英語の発音がちょっと独特で、carving(彫刻)のことをカウイングと言っていた。音的にもろ「cowing」だったから、冗談抜きで「え!牛って動詞になるの?どういう意味?」と一瞬考えてしまったくらい*1。
結局、遺跡に向かう車中での「あそこのカウイングは素晴らしい」「あっちのカウイングは盗まれてあまり残っていない」という話は何のことかわからず、現地に着いて「ほら、このカウイングを見て」と言われてようやく(あっ、carvingのことか!)と気付いた。
いや、これはわからんて!笑
しかし、彼はガイド歴20年なんだよね。あたしはcowingはcarvingだと自然にあとからわかったから何もコメントしなかったけど、「cowingって何?…あーcarvingのことね笑」ってズケズケと言った客は今までに絶対いたと思うし、「cowingじゃなくてcarvingだよ、carving!」って彼の発音を直そうとしてきた客も今まで絶対いたと思う。
だから彼はcarvingの発音が良くないことは自覚してるはずだし、直す努力もしたんじゃないかな。単純にこの単語の発音は彼にとって難しいんだろう。
そういうことを考えると、苦手な単語を連呼しなければならない仕事を明るく元気に20年こなしてきたこのおじさん、ある意味すごくないか?エライ。
いろんな言語のガイドがたくさんいた件
カウイングおじさんは英語ガイドだったけど、アンコール遺跡群ではいろんな言語の現地ガイドを見かけた。
一番多かったのはもちろん英語。でも意外と多かったのがイタリア語。英語は1人とか2人の客相手のパターンばかりだったけど、イタリア人たちはなぜかみんな団体で、まあうるさいことうるさいこと。ガイドさんも大変そうだった。
スペイン語のガイドも2回見かけたかな。日本語も2回見かけた。中国語と韓国語もいた。フランス語もいた。あたしが識別できなかっただけで他の言語のガイドもいたかもしれない。
みんな流暢な感じでたくさん説明して質問にもたくさん答えてた。すごいなぁ。
日本も今インバウンドがすごいけど、こんないろんな言語のガイドさん、いる?
畑には必ず邪魔そうな木がある件
飛行機に乗る時、あたしはいつも通路側の席を指定している。だから上空から地上を見ることはあまりないんだけど、今回はたまたま窓側に誰も座っていなかったから、着陸前にカンボジアを上空から眺めた。
そしたらなんか変だった。ほら。
開墾してあるのに、ところどころに木が残ってるよね?木が残っている畑があった…じゃなくて、どの畑にも木が生えている。しかも、畑の端とかじゃなくて、どう見ても邪魔になりそうな場所に生えてるよね?
こんな開墾の仕方、見たことある?
ちなみに、上述のカウイングおじさんに聞いたら「落ち葉を畑の肥料にするためにわざと残してるんだと思う」と言っていた。でも、カンボジアは12月でも暑くて落葉しそうな感じがゼロだったし、落葉したとしても肥料にできるような量になると思えないんだけどなぁ……。
謎。
答えを知ってる人がいたら教えて下さい。
映画「トゥームレイダー」でララがとんでもない場所に降り立っている件
アンコール遺跡群を巡る旅で、一番初めに行ったのはプノン・バケンだった。20~30分くらいあれば登れてしまう高さだけど一応山の上にある遺跡で、一帯を見渡せると聞いてたし、アンコール遺跡群の中でも一番古いものの1つだったので。
で、登って辺りを見渡して気づいたんだけど、ここって映画「トゥームレイダー」でアンジェリーナ・ジョリー演ずるララが、ジープだかランドローバーだかに乗った状態でヘリに降ろしてもらった場所じゃない?そのあと、ここから双眼鏡で見下ろしてミスタークーパーを見つけてなかった?
……と思って、日本に戻ってきてからプライムビデオで確認したら、正しくはミスタークーパーじゃなくてミスターパウエルだったけど、場所はやっぱりここだった。
でもだとしたら、とんでもないとこに降り立つ設定にしてないか?笑
ララだけならまだしも、車ごと降り立ったらバチが当たる場所でしょ!それにこんなところに降り立っても車で降りられないでしょ!笑
ちなみに、このあとララが向かったのはタ・プローム。現地の人たちもタ・プロームのことを「トゥームレイダー遺跡」と呼んでいた。
あと、蝶々がララを洞窟の真上に導くようなシーンがあったじゃない?あんなにたくさんじゃないけど、蝶々はホントにいて、ちょっとびっくりした。花はあんまり咲いてないんだよね。だからなんで蝶々がいるのか不思議なんだけど、いた。いそうにないところで蝶々に出会うから、なんか導かれててるように思えてしまう。「トゥームレイダー」の脚本家も実際に蝶々を見てああいう描写にしたのかも?
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まだいくつかあるから、前編と後編に分けようかな……。
ちゃんと振り返ると結構面白いね。
*1:紛らわしいことに前日牛の像を別の遺跡で見てたから、それ関連の単語かと思った。