役に立つかは別として

頭の中にあるゴチャゴチャを出しとけばスッキリするかも

案内がヘタクソすぎるローマとナポリ

ローマとナポリに行ってきた。

ずっと前からポンペイに行きたいと思っていて、調べてみたらポンペイにはナポリからアクセス、そしてナポリに行くには一旦ローマに飛ぶ形になるとわかり、じゃあローマも観光したいよねと思い、ローマとナポリに行くことしたというわけ。

でも、ローマとナポリを10日でまわろうとするのはまあまあ無謀だった。

ローマなんてそれだけで10日使えそうな場所だし、ナポリは市内だけだったらそれほどでもないけど、ナポリを拠点として足を伸ばせる観光スポットも入れたら5、6日は使えそうだから、諦めなくちゃならない観光スポットが多すぎた。

あと、コロッセオなどの人気観光スポットは予約必須で予約枠も瞬殺完売になるから、予約手配して日程を組むのもまあまあ大変だった。やれやれ。

でもまあそれは置いておいて、今回ローマとナポリに行って一番強く印象に残ったのは「ローマもナポリも段取りや大衆の誘導がヘタクソすぎ」だった。訪ねた場所は全て良かったし、人も親切だったんだけど、イマイチ納得できないシステムや案内が多すぎたから、とりあえずそれについて書いておきたい。

フィウミチーノ空港

ローマのフィウミチーノ空港に到着して飛行機を降りたら、すぐのところに長蛇の列ができていた。「何の列?」と尋ねても誰もわかっていない。でも勝手知ったる感じの人は列をかき分けて進んでいくし、エアラインの乗務員一行も人々をかき分けて進んで行ったので、あたしもそれに習って並ばず進んだ。

が、しばらく行くと道は「←乗り継ぎ」と「出口→」に分かれた。どうやらみんなが並んでいるのは「出口」っぽい。ヤバい、間違えたか?と思って立ち止まっていると、たまたま職員っぽい人が通りかかった。で、「入国審査はこっち?」と「出口」を指さして聞くと、「あっち」と「乗り継ぎ」と書いてある方を指すではないか。

えっ?ホントですか?と思ったけど、彼の言葉を信じて進んだ。そしたらゲートからターミナルに移動するバスが停まっていて、それに乗ったら入国審査の手前に着いた。

どゆこと?あの長蛇の列は何だったの?あの「出口」「乗り継ぎ」の案内表示は何だったの?あたしは結果オーライだったけど、間違って並んでた人はかなりいたんじゃないの?

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フィウミチーノ空港では、帰りも紛らわしい案内表示に遭遇した。

荷物検査が終わったところの正面に「←E」と「A→」という表示が出ていたから、Eゲートから搭乗する予定だったあたしは左に進んだんだけど、係員に「お前どこに行くんだ?」と止められた。

それで壁の「←E」表示を指差しながら「Eゲートだよ」と言い、「E」と書いてある搭乗券も見せてあげたら、「いや、Eゲートは一旦右に行って出口を出て、それから左に行くんだ」と説明された。

は?なにそれ、じゃあこの壁には「出口→」とか「ゲート→」って書いといてよ!「←E」と「A→」は出口を出たところの正面の壁に書いとくべきでしょ!

コロッセオ入場

コロッセオのチケットは時間指定されていて、その15分前に集合しろと書いてある。あたしは20分くらい前に着いた。

でも入場ゲートには何の指示も書かれてないし、誘導員もいない。みんななんとなく列を作りはじめ、「ここに並んでればいいのかな?」「わかんない。いいんじゃないかな」とお互いチケットを見せ合って確認している。列はあっという間にコロッセオを半周しそうなくらいの長さになった。

すると予約時刻間近になった頃、誘導員が「3列に並んで!」と列を直し始めた。は?なぜ最初からそう言わない?なぜゲートにそう書いておかない?

そして予約時刻を過ぎてからようやくチケットのチェックが始まった。QRコードを端末で読み込んで正しい日時かチェックしている。でも、列が長すぎたせいで次の時間枠だけど早めに来た人も混じってしまっていて、その人達は並び直せと言われていた。いや、早く入れてあげられないのはわかるけど、その仕打ちは可哀想すぎない?なんで最初から「次の時間枠の人の列はこっち」って指示を出しておかない?

そしてチケットを再度チェック。今度はパスポートとチケットを照らし合わせて本人確認した上でQRコードをもう一度読み込み。なぜ1回めのチェックのときにパスポートもチェックしておかない?

で、ようやくゲートを通過したと思ったらまた列が停止した。そして延々動かない。何事かと思ったら、もう1回QRコードを読み取りたいんだけど(なぜ?!)システムがダウンしていて読み取れないとのこと。いや、もう2回読み込んでるんだからいいじゃん!

結局システムは復旧せず、QRコードは写真を撮りますということになった。なぜそこまでしてもう1回読み取りたいのか謎なんだけど、QRコードの写真を撮らせてあげてようやく入場。この時点で予約時刻から15分経過していた。

いや、マジで!なんのための15分前集合?

バチカン美術館入場

コロッセオよりは若干マシだったけど、バチカン美術館も似た感じの入場だった。

マシだった点は入場ゲートにお兄さんが立っていて、尋ねればどの列が何時予約の列か教えてくれたところ。でも、なんの表示もないので、自分で聞くか、誰かが聞いているところに遭遇するかしないとわからないし、いずれにせよ列の先頭まで一旦行って確認してから最後尾まで延々歩いていかないと正しい列に並べない仕組み。日本だとこういう場合「最後尾」という札を持った係員が立ってたりするけど、イタリアとバチカンにはそんな概念はなかった。

あと、バチカンもチケットのチェックは3回あった。1回目は目視で日時をチェック、2回目に本人確認してQRコードを読み取り、これで終わったのかと思ったら館内に入ってから改札みたいなゲートがあった。なんで?なんでそんなに何回もチェックする必要があるわけ?それでなくても激混みなのに。

せめて「最後尾」の札くらい導入すればいいのに……。

ナポリの地下鉄2号線

ナポリでは地下鉄1号線と2号線に乗った。

1号線はわかりやすい。普通の地下鉄のイメージで探して乗ればほぼ問題ない。唯一ちょっと迷ったのは入口用の改札と出口用の改札が別々になっていたということ。でもあとでわかったんだけど、ローマもナポリも鉄道の出口では9割方チケットをチェックされないから入口と出口のゲートの仕様が違っていて、どこも別々になっている。一旦それがわかればあとは慣れ。

ただ、ナポリのガルバルディ駅では入口と出口が隣同士ですらなく、通りを挟んで右と左に分かれてたので、何もわかってないあたしは出口から入ろうとしてどうやってチケットを読ませるのかわからず、結局係員のお世話になったりした。

一旦システムがわかれば出口・入口の表示が必要ないのは確かなんだけど、観光大国なんだからそれくらい書いておいてくれてもいい気がする。

で、問題は2号線。前日に1号線に乗っていて「2号線→」という案内表示も見かけていたから、そこから案内表示に従って2号線を探そうとしたんだけど、全然見つからない。あげく「2号線→」に従って右に曲がったら誰もいない通路で、おかしいな…と思いつつ進んだら作業員がいて、「2号線はこっち?」と聞いたら「こっちじゃない、戻れ」と言われた。で、戻って案内表示をマジマジ見たけど「2号線→」は見間違いじゃなかった。どゆこと?

仕方ないからその辺の人に聞いたら、トレニタリアの改札を指して「あっちを降りて行くんだよ」と言う。ホントか?と思いつつ降りていくと確かにメトロの「M」表示と「2号線」の表示がある。でもトレニタリアのホームで地下鉄っぽくないし、停まってる電車も地下鉄っぽくない。どこに地下鉄2号線があるのかわからない。

降参して行き先と発車時刻をスマホで見せながら通りすがりの人に聞くと、向かいのホームだと言う。それで、向かいのホームに行って電光板を見たら自分の行き先と発車時刻にマッチする電車があった。

ここで、地下鉄2号線っていうのはトレニタリアがトレニタリアのホームを使って運営している路線なのだと気づく。実際、やってきた電車は全然地下鉄っぽくない2階建てのトレニタリアの電車だった。なんなのもー、1号線、2号線って同系列みたいに呼ぶのやめてくれる?

しかも、やっと見つけた電車に半分憤慨・半分笑い出しそうになりながら乗っていると、あたしが降りたかった駅をスルーして走っていくではないか!はあ??

仕方なく向かいに座っていたおばさんに聞くと、「あー、あの駅は今工事中で閉鎖されてるのよー」と言われた。なんですと!?そんな案内は駅構内のどこにもなかったぞ。

その後、その親切なおばさんが代替ルートを丁寧に教えてくれたおかげでなんとかなったけど、マジで地下鉄2号線はわけがわからん路線だった。

ローマの地下鉄

ローマの地下鉄はナポリほどわかりにくくはなかった。あたしが乗ったA線とB線はちゃんと地下鉄っぽい地下鉄だったし、出口・入口も大抵隣同士で間違うことはなかった。

でも、地下通路の案内表示は他の公共の場と同様、イマイチだった。

ティブルティーナでメトロの「M」の看板が出ている階段を降りて行ったら、「←電車」と「M→」という分かれ道があり、どゆこと???という状態に。でも、ティブルティーナ駅にはいろんな電車が乗り入れてるから「M→」かな?と思って右に行ったら、トレニタリアの表示などが出てきて「なんか違う…」となり、戻って「←電車」の方に行ったら地下鉄があった。

なんなの!もう、なんなの!

ポンペイ

ポンペイはかなり広い。でも入場ゲートで「地図をもらえませんか?」と言わないと地図はもらえない。PDFの地図をダウンロードするQRコードの案内札は立ってたけど、こんな広大な場所の地図をちっちゃなスマホにダウンロードして見て歩くなんて無理だってば。

てことで、もうこの時点でダメ出ししたいところなんだけど、使ってみたら紙の地図もわかりにくかった。

理由は2つ。1つ目は、地図には見どころに番号が振ってあるんだけど、現地ではそれとは関係ない(たぶん発掘研究者用の)番号がたくさん振ってあって、めちゃくちゃややこしかったから。そして2つ目は、地図には通りの名前が書いてあるのに、現地では通りの名前がわかる場所はほとんどなかったから。

地図は上空から見た図だからいろんな建物があるのがわかるけど、実際に通りを歩いていると外からは中の造りがどうなってるかわからないし、似たような通りがたくさん続いているから、自分がどこにいるのかすぐにわからなくなる。そしてそうなったときに地図を見ても簡単に現在地がわからない。

ちゃんと地図と対応する番号札と通り名を書いといてよ!てか、紙の地図を配りたくないんなら、PDFをスマホにダウンロードさせるんじゃなくてGoogle Mapsみたいにリアルタイムで現在地がわかるアプリ作るべき。

 

パッと思い出せないだけで他にもあった気がする。今回はホントにこういうのばっかで「これがイタリアン クオリティか!」と何度も思った。

しかし、よくこんなんで観光大国やってるなぁ、イタリア。ある意味メンタルが強いんだろうなぁ。日本人だったらすぐにプレッシャーに屈して残業してでもカイゼンしてそう。笑