役に立つかは別として

頭の中にあるゴチャゴチャを出しとけばスッキリするかも

アクロティリを見たあとのポンペイの凄まじさ

今回イタリアに行った一番の目的はポンペイを見ることだったんだけど、本当に想像以上で凄かった。

実は、ギリシャのサントリーニ島に行ったときにアクロティリ遺跡を見学している。

アクロティリは紀元前1450年頃の火山噴火で絶滅したキクラデス文明の都市遺跡で、1967年の発掘調査で発見された。アクロティリのことはサントリーニに行くと決まってから知り、「ポンペイみたいな事例って他にもあるんだ!」と思って見に行った。実際、アクロティリはエーゲ海のポンペイと呼ばれてるらしい。

アクロティリは、遺跡自体は20ヘクタールあるらしいけど、一般公開されているエリアは1.2ヘクタールくらいでそんなに広くない。とは言え、サッカーコート2面弱分くらいはある計算だから、見に行った時は広いと思った。家々の構造もそれなりに残ってるし、近くにある先史ティラ博物館にはアクロティリ遺跡で見つかった壁画や壺なんかもたくさん展示されていて、意外と残ってるんだなぁと感心もした。

アクロティリ遺跡の一角
それなりに広いし、それなりに残っている

アクロティリの壁画
いきいきと描かれてるのが十分わかるくらい残っている

でもポンペイは66ヘクタールあるとのことで、アクロティリなんて目じゃない規模だった。そしてなんと言っても保存状態がもの凄く良かった。圧倒されっぱなしだった。

西暦79年の噴火で埋もれたポンペイはアクロティリよりも1500年以上新しいわけだから、アクロティリより立派で綺麗なのは当たり前と言えば当たり前だし、もしかすると火山灰を構成していた物質もポンペイのものの方が都市の保存(……と言うのも変だが)に適していたのかもしれないから、本当は比べるべきではないのかもしれない。

でもアクロティリを見ていたおかげで、ポンペイの凄さをより実感できた部分は確実にあったと思う。

だって上の写真と比べてみて。

ポンペイの大通り
通りも立派だけど延々続いていて広いし、建物もかなりきれいに残っている

普通サイズの通りはこんな感じで歩道が片側だけになる
建物のレンガがかなりきれいに残っている

壁画や床のモザイクなんかもきれいに残っていた

床のモザイク
大きめの家はどこも入口を入ったところにこういうホールがある(右)

秘儀荘の壁画
他にもきれいに残っているものがたくさんあった

あと、いかに深く埋もれていたか分かる場所があったのも良かった。

火山灰は噴火から20時間で平均5~6m積もったんだそう(左)
現在発掘している場所(右)左の土手みたいなのが積もった火山灰

まだ掘っていない火山灰の丘からポンペイを見下ろした図

広すぎ。深すぎ。凄すぎ。

あたしは開園時間から1日粘るつもりで行ったけど、広すぎてクタクタになり、結局3時半にギブアップして帰った。石畳の道は結構歩きにくいし、日陰もあんまりないし、休めるベンチもない。カフェ的な場所は2つあるけど1つしか開いてなかったし、いずれにせよそこから離れて他の場所に行ってしまったら「ちょっと戻って休憩しようか」という距離じゃない。

なのにまだ掘り終わってないなんて……。

ポンペイ自体も凄いけど、これを埋め尽くしたヴェスヴィオ山の噴火も凄いし、それを発掘して見学できるように整備してる人たちも凄い。

凄いものを見せてもらった。