役に立つかは別として

頭の中にあるゴチャゴチャを出しとけばスッキリするかも

喜びや感謝をマックスで相手に伝えて世の中を良くする

数日前だけど、母を連れて近場に1泊旅行してきた。現地のおひなさま祭りを見たいと言うので。

そしたら2日目に車のタイヤがパンクした。

午前中に遊覧船に乗って、お昼にそば屋に入って、出てきたら運転席側の前のタイヤがペタンコになっていた。

ガーーーーーーン

スペアタイアはあるけど替え方わかんないしなー、いやそもそもスペアタイアで高速に乗って帰るなんて嫌だわ、でもパンク修理できる場所まで行けないからロードサービスを呼ぶしかないなぁ、うわー、どうせすぐ来てもらえなくて延々待たなくちゃいけないんだろうなー、延々待ったあとにスペアに変えてもらって、そこからおもむろにパンク修理してくれるところを探して行くことになるのかー、マジかーーーサイアクーーーこれは午後の観光見送りだなー、てか、遅くなる前に家に帰れるのかしら……

でも、そう思いつつ辺りを見回したら、300メートルくらい先のところにガソリンスタンドがあった。

だから、ひょっとしたらスペアに交換できる人がいるかもしれない、ダメ元で聞いてこようと思って、ガソリンスタンドまで歩いていってそこにいたおじさん2人に事情を話した。

そしたら、最初は「うちは出張サービスしてないんだよねー、あれは講習受けて資格とらないとできないの、それにあの(あたしが車を停めていた)駐車場はオーナーがうるさいからあそこで作業したら警察呼ばれちゃうんだよねー」と言ってたんだけど、あたしのことが気の毒になったのか、「ここまで車持ってこれないの?タイヤ完全にペタンコなの?」と聞いてくれた。そして、ペタンコですと答えると「じゃあ空気だけ入れに行ってあげるから、なんとか自力でここまで来て。ここまで持ってきたらなんとかしてあげるから」と言って、ホントに空気を入れる機材を持って車のところまで来てくれた。

そして、あたしが車を持ってきたらタイヤをチェックして「あんた、これから高速に乗って帰るんなら、スペアに変えるんじゃなくてパンクを直した方がいいよ、これなら直せるから直してあげる」と言ってパンクを直してくれた。

パンクに気づいてから修理が終わるまで、1時間かからなかったと思う。

結局その日の午後は予定通りの観光をして、予定通りに帰途につくことができた。

パンクしたのが観光のメインだったおひなさま祭りの翌日だったこと、ガソリンスタンドの近くだったこと、そしてガソリンスタンドのおじさんたちが親切だったこと、全部がラッキーすぎて感謝いっぱいの日になった。

ロードサービスを呼んでも解決はしてたと思う。でも、きっとこんなに早く解決してなかったはず。

料金もたったの1,100円だった。え、そんなに安くていいんですか?と聞いたんだけど、「うん、1,100円」と言われた。出張で空気を入れに来てくれた分とか入ってないと思う。出張サービスという名目でお金を取れない立場だったからなのかもしれないけど。

なので、とりあえず丁寧に頭を下げてお礼を言って帰ってきた。もう少し感謝の気持ちを伝える手段があったら良かったのにな……と思いつつ。

でも、帰ってきたら、この間指輪のリメイクをお願いしたジュエリー店の店主からはがきが来ていて

www.saki-imamura.work

「すごくお喜びいただけたことに私も感謝感謝でごさいます」と書いてあったのを見た。それで、あたしもはがきを出そう!と思いついた。ガソリンスタンドの住所はグーグルマップで見たらすぐにわかったから、感謝の言葉を書いて出してきた。

喜びや感謝はできるだけマックスで相手に伝えるべきだと思う。

人に喜ばれたり感謝されたりして嬉しくない人はいないし、喜ばれたり感謝されたりしたら、また何かあったとき他人に親切にしようと思うものだと思う。

そして、何かあったら他人に親切にしようと思う人が1人でも増えたら世の中は良くなる。

ガソリンスタンドのおじさん、またあたしのような奴が現れたら助けてあげてください。よろしくお願いします。

 

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関係ないけど、桜が満開で綺麗だった。そして花桃も満開ですごく良かった。