役に立つかは別として

頭の中にあるゴチャゴチャを出しとけばスッキリするかも

信念を持って理念のために戦うこと

ここ最近は、やっぱりウクライナ情勢のニュースを追ったり、いろいろ考えたりする時間が多い。

で、戦争は断固反対、ウクライナの人々が可哀想、罪がないロシア国民も可哀想、世界経済は大変、追い詰められたらプーチンは核兵器を使うかも、日本も核兵器を持ちたいってバカなの?などなど、いろいろ思うことはあるんだけど、それにも増して「これは理念の戦いだ」と思っている。これは、自由と人権を守る戦いだと思う。

だから、どうしても、どうしても、自由や人権を認めず国の資源や財源を私物化することになんの躊躇もないロシア政権の理念に勝って欲しくない。ウクライナなんて独立国家じゃない、ウクライナ人はロシアに併合されることを望んでいるなんていう嘘をしゃあしゃあとついて、よくわかってない若者を戦場に送っているプーチンを勝たせたくない、という気持ちが強い。

そういう意味では、ゼレンスキー大統領をはじめとするウクライナ人のみんなの戦いっぷりや、それを支援しようとする世界中の動きにはとても希望を感じる。絶対に勝つと決めて望んでいないことに対して立ち上がって戦うという動きを心強く思う。

だってウクライナ人、すごすぎない?

武装もしないでロシア軍隊の行進を止めに行く様子の動画、これ以外にもいくつか観たし、

ロシア軍の戦車をハイジャックしたりしてるし。

一方、民間人に戦車を奪われるロシア軍ってなんなの?やる気ないのか?って感じだけど、これはたぶん、ロシア軍の士気が低いからだと思う。ここにも希望を感じる。

ゼレンスキーもそうだけど、ウクライナ人にはロシア語ができる人が多くて、民間ウクライナ人がロシア兵と会話してる動画もいくつか観た。罵倒が多いけど、母国語で何か言われるっていうのは大きいんじゃないかと思う。特に、戦争だとは知らずに来た兵士*1がウクライナ人に自分の母国語で罵倒されたり説得されたりしたら、士気なんて上がるわけがない。

……本当はここでロシア軍が回れ右して、クーデターで内部からプーチンを倒してくれたらすごく嬉しいんだけど。ムリカナ……

あと、世界の人々がウクライナ人を支援しようとあの手この手考えてる状況にも希望を感じる。

アノニマスがロシア政府に宣戦布告したこと自体はそんなに驚かなかったけど、ロシア国営テレビをハッキングしようと考えついたことや、それが実際にできちゃったことには驚いた。

ウクライナのAirbnbを予約する形でウクライナの個人を支援するやり方も、考えついた人すごいと思ったし

アイデアがあっという間に広がって、48時間で190万ドル集まったのにも希望を感じた*2

 

ただ、あたしは、プーチンはもう自分が倒れたりしない限りやめないんじゃないかと思っている。プーチンだってバカじゃないんだから、ここから先はもう得るものはない、失うものばかりで、戦争に勝ったところでロシアの未来は暗い、ということくらいわかってるはず。でも今の時点で手を引いてないんだから、もうやり抜くつもりなんだろう。

だから、まだまだ人は死ぬだろうし、もしかすると最悪の事態も起こるかもしれない。

でも、ゼレンスキーもきっと自分が倒れたりしない限りやり抜くと思うし、たとえ結果的にウクライナが占領されても、ウクライナ人は抵抗をやめないだろう。

違いは、ロシア軍は命令に従っているだけで、ウクライナ人は信念を持って理念のために戦っているということだと思う。

そして、この差はとてつもなく重要なんじゃないか。

 

 

 

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*1:捕獲された兵士はみんな口を揃えて戦争だとは知らなかった、演習だと思ってたと言うらしい。

*2:あたしもキエフで1泊予約した。