役に立つかは別として

頭の中にあるゴチャゴチャを出しとけばスッキリするかも

「フニクリ・フニクラ」と「サンタ・ルチア」で見たナポリ

ナポリで観光した場所の1つがサンテルモ城だった。

ナポリで一番高い場所にあるっぽいからナポリをぐるっと見渡せそうという単純な理由で行くことに決めたんだけど、宿からどうやって行くのか調べていたら、地下鉄1号線で行くルートと地下鉄2号線+フニクラで行くルートが出てきた。

フニクラ?

えっ、フニクラって「鬼のパンツ」の替え歌で有名な「♪フニクリ フニクラ フニクリ フニクラ~♫」ってやつ?……と思って調べてみたら本当にそうだった笑

ヴェスヴィオ山に敷設されたケーブルカーの宣伝用に作られた曲で、CMソングとしては世界最古とされてるんだそう。ヴェスヴィオ山*1と言えば、噴火してポンペイを火山灰で覆ってしまった火山。だから厳密に言うとサンテルモ城があるヴォメロの丘のケーブルカーではないけど、ナポリのケーブルカーの歌には違いない。

乗るしかないではないか!

ただ、前回書いたように、地下鉄2号線では目的の駅で降りれず、結局1号線に乗り換える羽目になったので、

www.saki-imamura.work

行きはフニクラに乗れなかった。残念。

それで結局、フニクラにはサンテルモ城を見て丘を降りる時に1回乗っただけだったんだけど、少なくともこの路線はほぼ全部トンネルの中を走る路線だったので「フニクリ・フニクラ」の陽気さは全くなく、さほど面白くなかった。

階段状の駅のホームは明るいが、すぐ先に見えるトンネルに入ったらずっとトンネル(左)フニクラの車内では、天井じゃなく床に広告が貼ってあった(右)

あえて特筆するとしたら、車内に流しのギター弾きのお兄さんがいたということくらいかなぁ。でも「もしかしたらフニクリ・フニクラ弾いてくれるかも!!」という期待は裏切られた。知らない曲で、陽気な曲ですらなかった。残念。

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サンテルモ城を見て丘を降りたあとはナポリ王宮に行ったんだけど、ナポリ王宮への行き方を調べようと地図を見てたときにサンタ・ルチアという地名に気がついた。

サンタ・ルチア?

えっ、もしかして「♪サンタァルゥチ~ア~ サンタ~ルチ~ア~~♫」のサンタ・ルチア?と思って調べてみたらそうだった。 いや、こんなにいろんな歌がドンピシャで当たることってある?笑

ちなみに、この動画の画面の奥に見えてる山がヴェスヴィオ山。この写真を撮った正確な場所がどこなのかはよくわからなかったんだけど、サンタ・ルチアのどこかから湾越しにヴェスヴィオ山を眺めた図だと思う。位置関係がこんな感じなので↓

サンテルモ城からナポリ王宮に下った先にサンタ・ルチアがあり、
湾越しに東を見るとヴェスヴィオ山がある

卵城からの景観かなあ?でも卵城は修復作業か何かで閉鎖されていて入れなかったから、サンテルモ城からの景観に期待して行った。

……が。

わかりにくい地下鉄2号線のせいで到着時間が1時間くらい遅くなり、天候が悪化してしまい、全然「サンタ~~ルチ~ア♫」という感じではなかった。空はどんより、風はビュウビュウ、雨もパラパラという状態で、無理やり「サンタ・ルチア」を歌うと短調になりそうな勢い。

サンテルモ城からヴェスヴィオ山の方を見た景色
晴れていたら!涙

残念すぎる。ただ、天気が悪くても「おお!」と思ったから、天気が良かったらかなり綺麗な景色なんだろうなぁとは思う。

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……てことで、フニクラもサンタ・ルチア周辺も「フニクリ・フニクラ」や「サンタ・ルチア」の陽気なイメージではなくて若干がっかりだったんだけど、翌日ポンペイ行きの電車に乗ったときに面白いことがあった。

あたしはナポリ中央駅の1つ前で始発のポルタノラーナ駅から乗ったから座れたけど、ナポリ中央駅でドドッと大勢が乗ってきたから、電車は満員だった。

そしたらナポリ中央駅を出てすぐ、その満員電車の後方のどこかで爆音のカラオケが始まった。しかも「飲み屋をはしごして酔いが回って上機嫌になってるオジサンが、さほど上手くもないカラオケをいい気分で歌っている」という感じのクオリティ。歌っているのはイタリアの曲ですらなく、エンリケ・イグレシアスのヒット曲メドレーだった。Bailamosとか。

オジサンはスペイン語で歌っている。そして、1曲終わるごとに「Thank you! Thank you, amigos!」と英語とスペイン語で叫んでいた。これはイタリア人ではなさそう。何者だ、お前は?でも満員電車すぎて、座ってるあたしには歌ってる人の姿が見えない。音源がどこなのかもよくわからない。

でも、朝っぱらからもう勘弁して……と本当にうんざりし始めた頃にようやくエンリケ・メドレーが終わり、ホッと一息ついたところで、いきなりカラオケじゃない「フニクリ・フニクラ」がかかった。もちろん爆音で。えっ!なにこれウケる笑

で、「昨日、フニクラ乗ったんだよなぁ…全然この歌のイメージじゃなかったんだよなぁ…」としみじみしていたら、今度は「オー・ソレ・ミオ」がかかった。あっ、もしかしてこれもナポリの歌*2なの?

そしたら次は「サンタ・ルチア」がかかった。マジですか!!それで「サンタ・ルチア、昨日見たんだよ、曇りで残念だったなぁ…」とまたしみじみした。

で、そんなこんなしていたらポンペイに到着。爆音も止まってあたしも我に返った。なんだったんだ、この時間は笑

ちなみに、オジサンは周りの人たちからチップを貰っていたようだった。チップをあげたくなるようなクオリティでしたっけ?と突っ込みたくなったけど、まあ面白かったと言えば面白かった。一体どんな人だったのかは一目見たかったけど、満員すぎて結局わからなかった。

しかし、今後人生で「フニクリ・フニクラ」と「サンタ・ルチア」を聴くことがあったら、残念だったフリクラやサンタ・ルチアと一緒に、オジサン、あんたのことを思い出すと思うよ。

 

 

*1:ホントはヴェスヴィオ山にも登りたかったけど、時間的に余裕がなかったので諦めた。

*2:あとで調べたらそうだった。