まだロンドンの話はあるんだけど、
最近、京都文化博物館でやってる世界遺産縄文展を見てきたので、

それについてちょっとメモっておきたい。
今回のお目当てはもちろん遮光器土偶。この不思議な顔をした土偶が5体大集合すると聞いたので見に行った。
実際は本物5体+レプリカ2体、計7体の遮光器土偶がいたんだけど、岩手、秋田、宮城、青森とまあまあ広範囲から出土していて、「この奇妙な土偶はわりと普遍的に存在してたのか!」とびっくりした。遮光器じゃなくて目を強調してるだけという説もあるそうだけど、目を強調するのが広範囲で流行ったってこと?
それにしてもみんな目を閉じてる感じよね?それに目の周りの縁取り?みたいなの、点々になってるのは入れ墨かなと思ったけど、点々がついてないのもあるし、メガネにしか見えないよなぁ。あと鼻と口?の位置がなんかヘン……。


⑤だけちゃんと鼻と口っぽい

⑦は鼻の穴1つで口は閉じてる?
それと、今回初めて気付いたんだけど、どれも頭頂部は穴があいてるね!たぶん空洞にして薄くしておかないと上手く焼けないからそうしてるんだと思うけど、花瓶みたいに花を入れたらカワイイんでは?とか思ってしまった。
あと、頭はこういう髪型なのかな?と思ったけど、⑤なんか王冠かぶってるみたいだよね。
あっ、そう言えば、青森の是川縄文館に行ったときに見た遮光器土偶も頭部が⑤みたいな感じだったわ!ほら。

やっぱり2つの穴は鼻で1つの穴は口よね?と思わせる頭部(右)
あと、是川縄文館と言えば、なんかキモかわいい遮光器土偶の成り損ないみたいなのがいたんだよね。なんなんすか、きみたちは?笑

左の子は髪型も寝起きみたい…
しかし、見れば見るほど面白いね、遮光器土偶。縄文人たち、一体何を考えてたんだろう。
===
ところで、前回京都文化博物館に行ったときに着物で来ている人を3人(それぞれ1人で来ていた)見て「さすが京都!」と思ったんだけど、
今回も着物姿の人を2人(こちらもそれぞれ1人で来てた)を見た。前回の3人は全員あたしよりちょっと年上という感じだったけど、今回の2人は結構若かった。
いやあ、京都すごいねぇ。博物館はわりとあちこちで行ってるけど、着物姿の客を見たことがあるのはマジでここだけ。良いね。