総務省が出した『家計調査報告(貯蓄・負債編)』を見た。
長く生きてきた人たちは、若い人たちより労働所得や不労所得を得る時間が単純に長かったという意味で、貯蓄に年齢差があるのは当たり前だと思うけど、実際ちょっと差が大きい気がする。
そして何より、全体的に貯蓄が低い。低すぎる。
さらに、こんなに低いにもかかわらず、普通預金と定期預金で金融資産を持ってる率が高い。マジであり得ないほど高すぎる。
将来ヤバイこんな状態で、こんなにお金が遊んでちゃダメでしょう。
でも全てが難しいんだろう。
非正規雇用とかばかりで、正規雇用でも死ぬほど働かされてろくな給料が貰えなくて、どうにもならない人がたくさんいるんだろう。若い世代は特にそうだと思う。
そして、資産運用とかも難しく感じるんだろう。
なんで日本ではそういう意識が広まっちゃったのか、というのは最近だいぶ理解できるようになった。
もともと日本人はリスクとるのが嫌いとか、日本の株式市場が本来の株式市場の意義を果たしてない状態だから短期トレードでしかあまり利益が出ないとか、簡単なはずの投資信託も消費者のことを考えてない商品ばっかとか、問題がありすぎる。
こんな環境じゃ、資産運用しない人ばっかでも仕方ないと認めざるを得ない。
そんな境遇の人たちに
「好きなことして生計立てればリタイアしたいなんて思わなくなるよ」とか
「海外の株式市場とかそもそも勝率が高いところで投資すればいいんだよ」とか
「リターンっていうのはそもそもリスクとらないと得られないものなんだよ」とか言ってもなかなか伝わらない。
……ということが最近身にしみて分かってきて辛い。
もっと具体的な、そして日本人受けするノウハウに落とさなくちゃ伝わらないんだろうなぁ。
でもそれってなんだ?
日本人好みのリスク取らないスタイルじゃ難しいと思うんだよなぁ。
それにリスクってきちんと練習すればとれるようになるのになぁ。
その辺の根本的な意識が変わればいろいろ上手くいくと思うんだけどなぁ。
どうすりゃ伝えられるの?
誰か教えて。