ちゃんと岩盤浴に通いたいんだけど、行こうとすると何か起こったりするからあんまり行けていない。しもやけも、悪化はしないんだけど治らない状態が続いている。
これについてはまた今度書くとして、今日は、昨日ちゃんと岩盤浴に行ったらいきなり何の脈絡もなくおじいちゃんのことを思い出したという話を書きたい。
おじいちゃんとは母方の祖父のことで、もうとっくの昔に亡くなってるし、特にたくさん交流があったわけでもないから、そもそも思い出も少ない。だから、なんで今思い出したのか自分でもよくわからないんだけど、岩盤浴に行く途中、車を運転していて急に思い出して、爆笑してしまった。
===
あたしはたぶん4歳くらいだったと思う。妹が2歳くらい。
おじいちゃんに会うのはお盆とか正月くらいで、いつもこっちがおじいちゃんちに行くパターンだったんだけど、このときはなぜかおじいちゃんがうちに来ていた。
で、来てすぐに「おい、チョコレート買ってきてやったぞ」と言って、あたしと妹に箱を1つずつくれた。
でも、わーい!と受け取ると、それはカレーのルーだった。(←カレーのルーかい!)
「おじいちゃん、これカレー?……」と困惑する4歳のあたし。
「あら、カレー大好きよね、お母さんに作ってもらおうね」とソッコーであたしと妹の手からカレーの箱を奪う大人。
やったー、チョコレート!と思ってから、ものの数秒の出来事だった。
一瞬の出来事すぎて、もらえるはずのチョコレートがもらえなかった悲しみはあんまりなかったと思う。
むしろ、子供心に「そう言えばカレーのルーと板チョコって似てるなー、おじいちゃんが間違えても仕方ないかー」と妙に納得したのを覚えている。(←いや、間違わんやろ!)
===
岩盤浴中も思い出してたら笑いがこみ上げてきて、堪えるのが大変だった。
今、これを書いてても笑える。
なんで大の大人がチョコレートとカレーのルーの箱を間違える?なんで渡すときにも間違えに気づかない?こんなことってある?笑
それで、
昔の男だから、食料とかの買い物も全部おばあちゃんにやらせててよくわからなかったのかな?とか、
当時ならまだ(間違えてお菓子じゃないものを買うリスクゼロの)駄菓子屋とかもあったはずなのに、なんで(カレーのルーも売ってるような)スーパーみたいなところに行ったんだろ?チロルチョコみたいな小さいものじゃなくて大きな板チョコを買ってやろうって思ったのかな?とか、
岩盤浴中にいろいろ想像を巡らせた。
でも、帰ってきて母に当時のことを聞いたら
- ちょうどうちを新築したところで、そのお祝いを兼ねておじいちゃんがうちに来ていた
- 来る途中に近所の商店(食料品全般があるような店)に寄ってお神酒用のお酒を買ってきてくれたんだけど、そのとき「ついでに孫にチョコレートを買っていってやろう」と思って買ってきたのがカレーのルーだった
- あたしと妹の手からカレーをとりあげたのは、とっさにおじいちゃんのフォローに走った祖母
- おじいちゃんは、チョコレートの箱を見たことがなかったとか、パッケージの字が読めなかったとかじゃなく、単にこういう天然ボケをする人だった
ということが判明して、また爆笑。
実は、ついこの間、母がレトルトカレーだと思って買ってきたのがレトルトハヤシだったという事件があったばかりなんだよね。だから、これ系のボケは遺伝かい!というオチもついた。
あー面白かった。
おじいちゃん、あれ、結果的には、普通にチョコレートもらった思い出よりも良かったわ。これからもずっと笑える。
ありがとう。