筑波宇宙センターに行ったら楽しかったので、
JAXA以外で他にも宇宙関係の博物館とか資料館って日本にあるのかな?と思って調べてみたら、「空宙博(そらはく)」という航空宇宙博物館が岐阜県各務原市にあった。
……ので、行ってきた。
各務原は日本で2番目に飛行場がつくられた場所なんだそう。そして、第一次世界大戦中に飛行実験の場になったことに伴い、航空機開発・生産の地として発展した。現在も航空自衛隊基地や防衛装備庁の試験場があるし、川崎重工業航空宇宙システムカンパニーをはじめ様々な航空機部品メーカーがある。
だから空宙博には日本での航空機産業の始まりから現在を辿れる展示があり、その延長として宇宙開発の展示もある、というわけ。
1階の航空エリアは飛行機にはそれほど興味がなかったあたしでもとても楽しめたし、2階の宇宙エリアは筑波宇宙センターへ行ったばかりのあたしでも「おお!」と思える内容で、とても充実していた。行く前は「大都市の博物館じゃないしな…」とちょっと舐めてたけど、良い意味で期待を大きく裏切ってくれた。
2018年にリニューアルオープンしたとのことで、きれいだし、展示の構成がよく考えられている。過去から現在そして未来への流れがとてもわかりやすく、予備知識がない人でも楽しめる一方、実機など展示物も充実していて、マニアでも楽しめる感じ。
あたしが航空エリアで一番気に入ったのは、観測ヘリコプターの実物大模型。

木製のヘリなんて見たことある?しかも、この作り込まれよう!なんかかわいい。
あと、こういうのとか、

こういうのとか、

見たことも聞いたこともない実機があって面白かった。
宇宙エリアで一番嬉しかったのは、H-IIロケットのフェアリング*1が見れたこと。

空宙博に展示されてるH-IIロケットのフェアリング(右)
何が嬉しいって、筑波宇宙センターの外でH-IIロケットの実機を見たとき「これ、どうやって開くんだろ?」って思ってたんだよね。そしたら空宙博ではまさかのパッカーン状態で展示されてるではないか!これですよ、これ、あたしはこういうのが見たかったの!
そう言えば、スペースシャトルだって、ケネディ宇宙センターではパッカーン状態で展示されてて大興奮だったんだよね。
やっぱり、アクションがわかる展示っていいなぁ。
あと、日本のロケット開発の進化、世界のロケットの紹介、日本の衛星の紹介なんかも、上手く体系立ててされていて、ぶっちゃけ筑波宇宙センターよりもわかりやすかった。

シアター上映もいろいろあって、全部は観れなかったけど、あたしが観た「宇宙への挑戦:世界編」は歴史がとてもわかりやすくまとめてあったし。
宇宙推しの人にはホントにオススメしたい。てか、あたしももう1回行きたい。
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ちなみに「他にも宇宙関係の博物館とか資料館ってあるのかな?」と思って調べていたときに、石川県羽咋市にある「コスモアイル羽咋」という宇宙科学博物館と、佐賀県武雄市にある「ゆめぎんが」という宇宙科学館も見つけた。
コスモアイルは、どうも「UFOのまち」として羽咋市の町おこしをしようとした流れで創設された博物館らしいんだけど、アメリカや旧ソビエトの宇宙機材が展示されているんだとか。本物の宇宙船入手のエピソードとかもなかなか面白くてクセ強な感じがする。
ゆめぎんがは県立なんだけど、なぜここに宇宙科学館があるのか、なにか佐賀には宇宙との関係性があるのか、ホームページを見た限りではよくわからなかった。どうも子どもの理科離れを懸念し、科学への夢と情熱を持った青少年を育成するための施設ということらしいんだけど、ざっくりすぎる目的のわりには「科学館」じゃなくて「宇宙科学館」なのがちょっと謎。
機会があったら、この2つにも行ってみようと思う。
*1:ロケットの先端部のこと。ここに衛星が格納される。