一旦、特別展「世界遺産 縄文」の話をしたけど、
ロンドンの話に戻る。
数年前にギリシャに行って、アテネの国会議事堂前の衛兵交代式を見たんだけど、とても興味深くて面白かったから、ロンドンでもバッキンガム宮殿の衛兵交代式は是非見たいと思って見に行った。
結論から言うと、ロンドンはアテネを超えてこなかった。どちらか1つだけ見学できるとしたら、あたしがオススメするのはアテネ。
なんて言うか、バッキンガム宮殿の衛兵さんたちの行進は……フツーだったかな……。てか、「兵隊の行進」って感じじゃなかった。キビキビしてないし、ビシッと揃ってるわけでもなく、割とフツーに歩いてるな……という印象だった。(*個人の感想です)
赤と黒の制服も、異様にデカくてモフモフの黒い帽子も、「わあ!おもちゃの兵隊さんみたい*1!」と思わせてくれてカワイイんだけど、あの帽子を実際に目の前で見たら、「これ、熊っぽくない?いや、熊よね?え、熊被ってる*2?」「しかも意外と重そうだし、視界悪そうだし、あれ顎にもバッチリ鎖(?)の跡が付いてるよね?」という変な感想になってしまった。

あと、実際の交代式が全然見えなかったんだよね。そもそもバッキンガム宮殿の柵が結構視界を遮ってるんだけど、それに加えて柵のところに五重くらいの人垣ができていて、彼らの後ろからは全く何も見えない状態だった。で、離れたところに行けば衛兵たちはチラチラ見えるけど、何やってるのかわからない、という感じ。

最初から柵の最前列に陣取ってれば見れたと思うけど、そうすると行進があんまり見えなかったと思うし。双眼鏡を持っていって、行進もよく見える場所から両方見るのが一番いいのかも。
あっ、でもザ★イギリスな警官や、中世の兵隊さん?みたいな人たちも見れたのは嬉しかったかも。この人たちが一体何者なのかはよくわかんないので、わかる人がいたら教えて下さい。

こういう人たちパイレーツ・オブ・カリビアンに出てきたよね?(右)
写真ではわかりにくいけど、警官のあのヘルメットの正面についてる紋章、王冠ついてるのね!初めて知った。
帰ってから調べたら、ちゃんとエリザベス二世からチャールズ三世に代替わりした時点でロンドン警視庁の紋章も変わってたらしい。へえ!

ヴィクトリア記念碑の周りの柵にもエリザベス二世の紋章が入ってた(左)
でも、日本の警視庁のロゴが菊の御紋をアレンジしたものだったらちょっと引くから、そういう意味でイギリスの感覚面白いなぁと思ったりした。
周辺では、エリザベス女王グッズとか王室グッズも正統派なのからおちゃらけ系なものまでいっぱい売ってたし、イギリス国民と王室の関係って日本国民と皇室の関係とかなり違ってて興味深い。
あ、でもそう言いつつも、ロンドンにいる間ずっと「イギリスって西洋だけど、アメリカよりもむしろ日本に似てる感じがあるな……」と思ってたんだけど。礼儀正しいとことか。
実際、衛兵交代式に関してはロンドンよりアテネの方が良かったけど、居心地はアテネよりロンドンの方が良かったな……。