去年ヒューストン宇宙センターと
ケネディ宇宙センターに行って以来、
せっかく日本に住んでるんだから、筑波宇宙センターも行くぞ!と思ってたんだけど、とうとう行ってきた。イェーイ!
NASAに比べると、JAXAは規模も予算も圧倒的に小さい。当然、筑波宇宙センターもヒューストン宇宙センターやケネディ宇宙センターと比べちゃうと、かなり小さい。だから、正直に言うと、ショボくてがっかりさせられちゃったらどうしよう……という不安が少しあった。でも、行ってみたらとても好感が持てたし、もっとJAXAを応援していこう!という気持ちになった。
それに近年の宇宙ブームに関わる諸々の情報を見ていると、イーロンに宇宙を支配されちゃったらマズイじゃん……という気しかしないから、そういう意味でもJAXAには頑張ってもらいたい。
てか、筑波宇宙センターには「もっとがっついてお金取ってもええんやで……」と言いたい。だって、展示があるスペースドームは入場無料で説明ガイドも無料、宇宙飛行士訓練施設やミッション管理室を見学できるガイド付きバスツアーは500円、コインロッカーは100円だけどリターン式だから無料で、破格過ぎなんだもん。ヒューストン宇宙センターは入場料だけで30~40ドル、ツアーは15ドルから、ケネディ宇宙センターは入場料だけで75ドル、ツアーは25ドルからだよ?
まあ規模が違うから筑波宇宙センターがそういう価格設定をするのは無理だと思うけど、入場料500円、ツアー1,000円、ロッカー200円くらい取ってもいい気がする。そして外国人は倍価格でもいいと思う。
あと、ホントは何かJAXAのロゴが入ったものが欲しかったのに買いたいものが見つけられなかったから、JAXAグッズももっと頑張って欲しい。もっと商魂たくましくいろいろ売ってええんやで……
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とは言え、あんまりガツガツ稼ぐ気がなくてほのぼのしてるのは、日本らしいと言えば日本らしくて悪くなかった。スペースドームの中ではツアー中じゃなくても説明員がいて、質問すると答えてくれてて親切だったし。
質問と言えば、人工衛星って金色のホイルみたいなので包んであるじゃない?しかもあれって「これは小学生の工作ですか?」っていう、シワシワで下手くそな包み方してあるじゃない?(ゴメン)
あれ、なんであんなことになってるのか知ってる?あたしは知らなかった。
で、展示を見てもどうしてもわかんなくて、帰る直前に「バスの時間があるからあんまり時間がないんですけど、1つ質問していいですか?」と聞いたら、説明員さんは
- バスの時間を確認した上で、
- 「それ、一番聞かれる質問なんですよ、ささ、こちらへ!」と小走りであたしたちを展示してある衛星の1つに連れていき、
- 横から金色シートの見本を取り出してきて触らせ、
- それをめくって中に何層も断熱フィルムがあるのを見せ、
- どうしてそれが必要なのか、そしてどうして雑に見える包み方になるのか説明し、
- 衛星の金色シートが実際にどう装着されてるのか実物をめくって見せて、
- あたしたちが納得・感心したのを見てから、
- バス停への道順を教える
という、神対応をしてくれた。日本すぎる。笑
ちなみに、断熱が必要な理由は宇宙空間の直射日光から衛星を守るためで、キッチリ綺麗に包まない理由は中に何層もある断熱シートが破れやすいから。ほどよく緩い感じにするのはむしろワザが必要なんだそう。へえ!
あと、金色でも薄い金色、赤っぽい金色といろいろあるのは、単にメーカーが違うだけなんだって。なーんだ。
そして、シートを衛星にくっつけてるのは、マジックテープだった。しかも、宇宙仕様の特別なマジックテープとかじゃなくて、その辺で買えるマジックテープなんだそう。マジか!
ああ、面白かった……。
JAXA頑張れ!