リストラされたあとのフリーランスに転向すると決めるまでの期間、ものすごくたくさん本を読んだ。
企業勤めから解放されて、「あの生活には戻りたくないけどどうすりゃいいの?」と毎日考えていたから。参考になりそうなものは片っ端から読んだ。
その時に読んだ本の1つがこれ。
日本語訳も出てる。 こっちのバージョンは読んだことないけど。
- 作者: Dr.エリック・プラスカー,実川元子
- 出版社/メーカー: WAVE出版
- 発売日: 2009/01/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人 クリック: 1回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
最近は医療も発達しているし、100歳まで生きてしまう可能性が高い。もしそうだとしたら、今の生き方をどう変えるか?……という話。
100歳まで生きるとしたら、いろんな前提が変わってくる。例えば、70歳くらいで自由に動けなくなったりボケてきたりしちゃってそのまま100歳まで生きることになったら、最後の30年は結構辛いんじゃないかと思うし、老後の資金だって80歳で死ぬ前提と100歳まで生きちゃう前提では必要額が違ってくる。
時間の考え方も人生80年と100年じゃかなり変わってくる。
「65歳で定年退職して残りの15年は趣味の◯◯でもやってのんびりしよう」って考え方は、100歳まで生きちゃうとなると、どちらかと言うと「65歳で定年退職して残りの人生はのんびりしようと思ったけど、35年もどうやってのんびりしよう?」みたいな感じになる。
かなりスゴイ趣味を持ってないと35年も時間潰せないでしょ?あたしは無理。退屈で死ぬ。
そういう意味では、アーリーリタイアを目指してる人って大丈夫なのかな?と思う時がある。何か特別にやりたいことがある人は早く仕事を辞められるように頑張るべきだけど、単に今の仕事を早く辞めたいだけならアーリーリタイアを目指して我慢して働くのは止めた方がいい。そうじゃなくてその仕事を辞めて食べていける方法を探した方がいい。マジで。(……と経験者は語る。)
まあ人のことはどっちでもいいんだけど、とにかくこの本を読んでからあたしは100歳まで生きることを前提にいろいろ考えてるし、どうせ前提にするなら「100歳まで生きる気満々」ってスタンスで行こうと決めている。
なんにせよ、自分の100年をプロデュースするって考えるといろいろ物事の優先順位が変わってくるよねぇ……しみじみ。