役に立つかは別として

頭の中にあるゴチャゴチャを出しとけばスッキリするかも

おせち料理から学んだこと

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくおねがいします。

 

……てことで、おめでたいんだけど、おせち料理と人混みが苦手なあたしには日本のお正月はつらいものでしかない。正直、早く終わって欲しい。

 

目の前におせち料理が並んでいても、全く食欲をそそられない。

元旦はいつも通りお腹がすいてるから一応食べるんだけど、途中でやっぱり気分が悪くなってきてたくさん食べられなくて、結局三ヶ日はひもじいけど食欲もなくて体調が悪い、というパターンになる。

とは言え、いくら自他とも認める空気読めない人間のあたしでも、正月早々、周りが楽しんでる中、正月の伝統であるおせち料理にケチをつけて全てを台無しにするのは大人げないことくらいはわかっている。だからじっと我慢している。

あと1日の辛抱だ。

 

……と、今朝おせちを食べながらここまで思ったところで、ハッとした。

 

あたしは今のところ海外で現地のご飯に不満を持ったり「日本食が恋しいー!」と強く思ったことはない。むしろ日本で食べられないものを楽しみたいから、よくわからないものでも食べてみる派だ。

だけど、父はあたしが知っている限りあたしと真逆で、海外に行くと現地の食事に文句を言って日本食を食べたがる人だった。

そんな父に対して、あたしはいつも「わざわざ海外旅行してるのに、日本食レストランがいいってなんなの、この人?」と思っていた。「わがままだよね、てか、せっかく海外に来てるのに現地の食事を楽しめないなんて可哀想な人だよね」と上から目線で思っていた。

 

でも、気づいた。

父はわがままとかじゃなく、本当に海外の食事が苦手だったのかもしれない。あたしがマジでおせちが苦手なように。

それに、おせちに文句をつけてないにしても、あたしだって「せっかくの日本のお正月を楽しめないなんて可哀想な人だよね」と言われたらその通りでしかないし、そもそもそんなことを言われたっておせちが苦手な事実はおそらく変えられないのだ。

 

なんだよー、あたしってめちゃくちゃ「わかってない奴」じゃん……。

 

父が死んで、1年経ってからやっとわかった。

 

……ごめんなさい。

 

 

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