役に立つかは別として

頭の中にあるゴチャゴチャを出しとけばスッキリするかも

ふわトロ化する日本の食べ物

今日はサンアントニオに行った時の話を書こうと思ってたんだけど、さっきショックなことがあったから、それについて書き殴ることにする。

=====

午前中いろいろな用事を済ませた帰りに、スーパーに寄った。で、ついでに、お昼ごはんはパンにしようかなぁと思ってスーパーに併設されているベーカリーを見ていたら、ベーグルがあった。

ベーグルなんて久しく食べてないなー、そうだ、お昼はベーグルにしよう、クリームチーズも買って、たっぷり乗せて食べちゃおう!そうだ、そうだ、そうしよう!

それで、スーパー側に戻ってクリームチーズを探してきてから、ベーグルもカゴに入れた。このとき、ん?このベーグル、見た目が大きいわりに軽いな…とちょっと思ったんだよね。でも深く考えずにそのまま買って帰った。

そして食べようと思ったら。

ふかふか、スカスカではないか、このベーグル!

いや、これ、見かけはベーグルだけどベーグルじゃないでしょ!

ベーグルってのは、もっとずっしり、みっちりしていて、クリームチーズを乗せるために水平に切るときだって、パンナイフなんて使わなくても普通の包丁で難なく切れるくらいの硬さがあるものなんである。

なのに、この”自称ベーグル”はふわふわすぎて、水平に切るどころか、切ろうと手で押さえるだけでペタンコになってしまうような代物だった。

……もうさ、がっかりだよ、オバちゃんは。

以前から思ってたけど、日本の食べ物は、どんどんふわトロ化している。

パンもそうでしょ。ふわふわを極めるようなやつがいっぱい出てるし、普通のも必要以上にふわふわしてる。

パンケーキとかオムレツとかもそうでしょ。もうスフレじゃね?みたいなところまでいってる。普通のじゃ高く売れないからかもしれないけど、他の方向性はないの?

とは言え、こういうのは個人の好みだから、別に否定したいわけじゃない。実際流行ってるんだし。

でも、もっと栄養が詰まっていて噛み応えがあるものが好きな人向けの選択肢が少なすぎない?そっち方向にももっと進化があっても良くない?てか、噛み応えが売りのものまでふわトロ化しないでくれる?ベーグルだけはあたしの味方だと思ってたのに、こんな風に改造されちゃうなんて、ひどすぎない?

ふわふわと言えば、おにぎりもそう。

最近はどこのおにぎり屋*1のおにぎりも、なんかユルユルで「あんた、これ握ってないでしょ?」という感じの、食べてる先からボロボロ崩れていってしまう”自称おにぎり”ばかりな気がするんだけど、これ、あたしの気のせい?

てかさ、そもそもおにぎりの形すらしてなくて、全く握ってもいない”おにぎり”も見かけるよね。でも、ああいうのを除外して考えても、おにぎりは確実にふわふわ化してると思う。

あたしはおにぎりにはきゅっとしてて欲しいのよ、片手で持って食べても大丈夫なのがいいの!両手が必要などころか、皿が下にないとこぼれて困るおにぎりなんて!

悲しい。

日本人は、口に入れると溶けちゃう系も好きだよね。

口に入れるとふわっと溶けちゃうお菓子とか料理とか。霜降り肉とか、大トロとか。

こういうも好みの問題だから別にいいんだけどさ、個人的にはもっと複雑な食感や食べ応えがあるものの方がいいんだよね。昔からそういう好みだったけど、よく噛んで食べる習慣がついてからは一層そう思うようになった。

www.saki-imamura.work

肉ももっと真っ赤で分厚いのがいいのよ。霜降りなんつー、真っ白でペラペラの肉は寂しすぎるのよ、あたしには。

しかし、なんで日本人はふわトロに走るんだろう?

ああ、世間と好みが合わない悲しさよ。

 

*1:コンビニのおにぎりに関しては、なるべく買いたくないと思っていて買わないから、最近の緩さ加減がどうなってるのかは知らない。