役に立つかは別として

頭の中にあるゴチャゴチャを出しとけばスッキリするかも

無意識の強さ

アメリカから日本に戻ってきて結構経つ。

でも、どうしても日本に適応できない無意識がある。

日本のやり方が気に入らないとかそういうことじゃなくて、むしろちゃんと適応したいんだけど無意識の癖がどうしても抜けないってやつ。くだらなすぎて「ああ、なんで慣れないの???」と思っちゃうパターンのやつ。

 

一番は、車の運転をしてるときにワイパーとウインカーを間違えること。

ずっと左ハンドルで右側通行してたのが右ハンドルで左側通行になった。だからよく「角を曲がるときに間違えて右車線に入っちゃったりしない?」とか聞かれることがあるけど、それはない。間違えたことも、間違えそうになったこともない。

たぶん運転席が真ん中の車線側にあるのが自然なんだと思う。だから右ハンドル+左側通行は自然に感じるんじゃないかな。日本で左ハンドル車に乗ったら間違えて右車線に行っちゃうかもしれないけど、右ハンドルだからそうはならない。

でも、ワイパーとウインカーはダメだ。たぶん50~60回に1回くらいの割合で、ウインカーを出すつもりでワイパーを動かしている。ワイパーとウインカーの位置が左ハンドル車と右ハンドル車では逆なんだけど、これは右側走行だろうが左側走行だろうが左ハンドル車の癖が出てしまう。

ちなみに、晴れた日に間違えて交差点でワイパーを動かすとめちゃくちゃ恥ずかしい。

ワイパーを動かそうとしてウインカーを出したことは今までないから、雨が降ると意識的な運転になるんだと思う。ウインカーは無意識・反射的に出そうとしてワイパーと間違えてる気がする。

 

もう1つ車関連では、よくサイドミラーを開けずに走ってしまうこと。

もしかすると今は違うのかもしれないけど、アメリカで走ってる車は、日本車も含めて、サイドミラーは固定されてる。日本みたいにウィーンって開閉したりしない。

なぜって、サイドミラー閉じなくちゃいけないような狭い駐車場はアメリカにはないから。

日本では、大抵の駐車場はサイドミラーを閉じなくちゃいけないくらい狭いから、閉じるのを忘れることはほぼない。でも、開けるのを忘れてしまう。だから閉めたまま走って、だいぶ経ってからサイドミラーを見て「あ、開いてない!」って気づくパターンが結構ある。昨日もやった。

 

それより更によくやるのは、ホットコーヒーが欲しいときに「コーヒーください」と言ってしまって「ホットですか、アイスですか?」と聞かれること。

そのたびに「なんでホットくださいって言えないんだ、おまえは!」と自分で自分にツッコむんだけど、忘れて次も「コーヒーください」って言ってしまう。「ホットください」って言えたことなんて、今までに1回もないと思う。

だって、アメリカではコーヒーって言ったらホットだったんだよ!「Iced」って言わない限り絶対ホットなの!

 

あとドリンクと言えば、サイズをS・M・Lで言えずにスモール、ミディアム、ラージで言ってしまうこと。

これ、S・M・Lじゃなくて小・中・大だったら、ちゃんと「小ください」とか言えてる気がするんだよね。実際、サイズを言わなくちゃいけないときって一瞬「日本語で何て言うんだっけ?」って迷ってるもん。

でも迷って「大・中・小じゃないんだよな…」っていうのが頭をよぎると、「スモールください」って言っちゃう。そして必ず「Sですね?」と聞き返されて「……ハイ……」となる。

昨日も「ホットをSで」と言えば一発で済んだところを、「コーヒーください、えーと、スモールで」と言って、「ホットですか?アイスですか?」「すみません、ホットです」「ホットの何サイズですか?」「スモールで」「Sですね?」「あっ、そうです」と無駄な会話をした。

店員さん、ごめんなさい。

 

無意識、強いわ。

何を無意識に落とし込むかをちゃんと考えて、無意識を意識的に使う人生にしなくちゃダメだと思う。改めて。


 

 

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