役に立つかは別として

頭の中にあるゴチャゴチャを出しとけばスッキリするかも

実際に見てわかったメテオラ(ギリシャ話その1)

ちょっと前までギリシャに行っていた。10日間ぐらい。

いつもなら、ずっと同じ場所に泊まってそこからあちこち足を伸ばすパターンの旅の方が好きなんだけど、今回は、一番の目的だったメテオラがゆっくり見ても1日半くらいで回れる規模だったこと、どうせギリシャまで行くならサントリーニの景色も見たいと思ったこと、そして当初はデルフィも旅程に組み込めると思ってたこともあり、北から南下していく旅程にした。

日本からイスタンブール経由でギリシャ入りし、テッサロニキ → カランバカ(メテオラ)→ アテネ → サントリーニ → アテネの順に巡った

移動が多くて体力的に大丈夫かちょっと不安だったけど、結果的にはデルフィを飛ばしたおかげで少し余裕が生まれてなんとかこなせた。

よかった、よかった。とても充実していたし、とても満足。

一番の目的だったメテオラも本当によかった。

とんでもない岩の上に修道院があることはもちろん知識として知っていたし、写真だって見たことがあった。でも、巨岩群も修道院も知識以上・想像以上だった。

まず、巨岩がホントに巨大だった。

1日目に想像以上の巨大さにビックリし、2日目に「目が慣れればそうでもないかも」と思いつつ見るも、いや~やっぱ巨大だわ~とビックリし直す、という感じだった。

今、自分が撮ってきた写真を見直しても巨大さが上手く伝わるものがない。

あえていくつか出すと、これとか

カストラキの街を見下ろした図。手前の山みたいなのが全部岩。

これとか、

聖ニコラオス修道院(中央近く)とヴァルラウム修道院(右端)が見える図。下の道路から岩のサイズ感がなんとなくわかる。

これくらいかなぁ。

ルサヌ修道院が見える図。こちらも道路と比べるとなんとなくサイズ感がわかる。

まあ、プロが撮った写真を見てから行っても想像以上だったんだから、素人の写真で伝えられなくても仕方ないか。

イスタンブールでたくさんモスクを見た時に全体の調和と細部の繊細さを同時に写真で伝えるのは無理と思ったけど、要は、世の中には実際に見たり経験したりしないとわからないことがあるということだと思う。

そして修道院も、小さめもあったけど、大きいものはマジで想像以上に大きかった*1

とにかく、巨岩も修道院も想像の二回りくらい大きかった気がする。

修道院自体も、想像を遥かに超えていた。

あたしの想像が乏しかったってのもあると思うけど、「あんな、登るだけで大変そうな岩のてっぺんに修道院を作ってまでして俗世から離れて祈りの日々を送るんだから、修道士たちはかなりストイックなんだろう、修道院は質素で陰気な場所なんだろう」と思って行ってみたら、陰気どころか「天空にあるささやかな楽園」みたいな雰囲気の場所だった。

内部は全部写真撮影禁止だったから、外でちょっとだけ撮れた写真を紹介すると、こんなんだったり、

ルサヌ修道院の可愛い中庭とバルコニー。バルコニーからのとんでもない景観とのギャップが凄まじい。

こんな感じ。

大メテオロン修道院の鐘塔と聖ステファノス修道院の聖堂と中庭。こっちもほのぼの。

整地なんてされてない岩の上に建ってるからだろうけど、建物の内部は階段を駆使した面白い造りで工夫が感じられたし、聖堂内のお祈りとか聖書の勉強とかする場所には椅子と本棚が一体化した家具が円を描くように配置されていて居心地良さそうだったし、なんか愛情があっていいなぁと思った。

ギリシャ正教って陰気臭いイメージだったけど、全然そんなことなかったわ。笑

いつか行きたいと思ってたメテオラ、元気なうちに行けてよかった。

命なりけり。

*1:現在残っていて見学できるのは6ヶ所。昔はもっとたくさんあったそう。