役に立つかは別として

頭の中にあるゴチャゴチャを出しとけばスッキリするかも

大観音寺とルーブル彫刻美術館という竹川勇次郎さんの世界観

先月の話なんだけど、三重県津市にある大観音寺とその敷地内に併設されてるルーブル彫刻美術館に友達と行ってきた。

寺の敷地に美術館がある、しかもルーブル、という時点で「は?」って感じなんだけど、どんな場所か一口で説明できないから他のサイトのリンク貼っとく。

www.travel.co.jp

icotto.jp

ちなみに、大観音寺とルーブル彫刻美術館の公式サイトはこちら。

www.daikannon.or.jp

www.louvre-m.com

うわーこれは友達と一緒に行って「やだ、なにこれー笑」とバカバカしさにどっぷり浸かりたいかも!……と思って行ってきたんだけど、行ったらホントに「巨大で、金ピカで、なんでもアリで、混沌としてて、B級感とコピペ感たっぷりで、ほんとにもの凄いご利益があるのか、はたまたただのもの凄い商売なのかよくわかんない」寺と「教科書で見たことがあるような有名な彫刻ばかりが、なんの関連があるのかよくわからない物と一緒に所狭しと並んでいるシュールな」美術館だった。

 

めっちゃ満喫した(笑)

 

でも帰ってきてから思ったのは、これらを作った初代住職・美術館館長*1の竹川勇次郎さんスゴイ、ということ。

もともと商売人だったのが大僧正になって夢のお告げに従って大観音寺を設立したって話なんだけど、寺の造営を美術館とかで有名な黒川紀章に監修させたりしてる。

33メートルもの高さがある観音像には1トンだか2トンだかの金箔を貼ってるし、ルーブル彫刻美術館だって、17回も渡仏して本家ルーブルを説得して復刻作品を作る許可を得て私財を何億も投入して設立してる。

行動力もつぎ込んでる資金もハンパない。そして寺も美術館も……なんて言うか……その行動力と資金力でそっちに突っ走るのかい!みたいなチグハグ感があって面白い。

きっと竹川さんが財力にまかせて自由にやりたいようにやったらこうなったんだろうなぁ。

一方、水子供養ではかなり真面目に有名みたいで、あたしたちみたいなB級エンターテイメント目的ではなく、水子供養目的で全国各地からたくさん人が来ているそう。それが大きな財源になってると受付のおじさんが言っていた。

財源と言えば、寺の敷地にある百体の観音像にお参りできる「百観音霊場」と四国八十八か所巡礼が一度にできる「四国八十八か所御砂踏霊場」もすごい。ちゃんと500円で5円玉100枚に両替できるようになっている。

もちろんあたしたちも、百観音霊場で5円玉100枚、四国八十八か所御砂踏霊場で88枚、その他十二支ご本尊、七福神、天狗、厄除不動明王などで残りの12枚+財布にもともとあった小銭全部も使い果たしちゃう勢いでお参りさせてもらいましたとも、ええ。

あと、金ピカのカラオケ観音像なんかも一体ウン万円とかで売ってたなぁ。

 

最近、お金の使い方とかお金を社会で循環させるやり方についてよく考える。

でも竹川さんみたいな自由すぎるお金の回し方を見て、こういうのもアリかもねー、あたしはクソ真面目に考えすぎなのかもねー、としみじみ思ったりした。

 

人生なんでもアリ。 

 

 

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*1:現在の住職・館長は二代目