母がスマホを新しくして欲しいと言うので、良さそうなものをみつくろってポチリ、引っ越し作業をした。
それはいいんだけど、LINEの引っ越しをする際にトーク履歴をバックアップをしないで進めてしまうという痛恨のミスをした。最後にバックアップされていたのがなんと2021年で、それ以降のデータを移行せずに引っ越し完了してしまった。
機種変更でLINEを引っ越しする際にはまずバックアップをしなくてはならない、というのは知っていた。自分のスマホを新調するときはちゃんとやったもん!
なのに!ああ、それなのに!
古い端末が手元にある状態の引っ越し作業はやったことがあるからできるはず、と思って、記憶とアプリ内の指示を頼りに適当にやったのがいけなかった。
新しい端末でLINEを開いて引っ越し作業をするとき、アプリくんは「ところで姐さん、バックアップはしたんですかい?」と聞いてくれない。「してねぇ場合は、古い端末に戻って先にバックアップなさった方が…」という気遣いもしてくれない。
そういうのはナシでさっさと「姐さん、かんたん引き継ぎQRコードってのがありますぜ」と言ってくるから、「あらあ、簡単になったのねぇ」と感心して進んでいくと、トーク履歴を復元するところまで来てから直近のバックアップが3年前と気づいて愕然とする、というシステムになっている。
みんな!慢心しないでちゃんと手続きを確認してからやろうね!
LINEの名誉のために言っておくと、公式の引き継ぎガイドには、事前準備として「トーク履歴をバックアップしよう」とちゃんと書いてある。
なので、ここはちゃんと読まずにやったあたしが悪い。まあ、一言「バックアップしてるよね?」とアプリ内でも聞いて欲しかったのはあるけど。
これが自分のスマホだったら、面倒くさくてまあいいやと諦めていたと思う。でもこれ人のスマホだしね、なんとかならんのか、と粘った。
そしたらなんとかなった!全てushuiさんという方のおかげ。↓
「絶対同じ失敗をしている人が他にもいるはず」という場合、その対処法を編み出している人もかなりの確率でいるんだよね。人類はエライ。
……てことで、詳しい手順はushuiさんの記事を見てもらうとして、こういう状況に陥った場合の重要ポイントとして1つだけ言いたい。
絶対、古い端末のデータを消しちゃダメ!
「利用することができません」と言われるだけならいいけど、削除してよねと言わんばかりに「削除」ボタンをハイライトして提示してくるから注意。
今回、アクセスできなくてもそこにデータはあるとわかってたから「なんとかならんのか」と粘ることができた。なんとなくノリでハイライトされてるボタンをタップしていたら、どうしようもなくなっていたところだった。危なかった。
ちなみに、ushuiさんのハック法は、
- LINEは1アカウント1端末のシステムだから、新しい端末でアカウントが検知されると古い端末のアカウントは無効になる
- トーク履歴のデータは端末に保存されていて、消さない限りそこにある、アクセスできなくなるだけ
- つまり、新しい端末でアカウントが検知されない環境を作って古い端末のアプリにアクセスすれば、古い端末は無効状態にならず、データにもアクセスできる
という抜け穴に注目して、
- アプリがLINEサーバーと通信してアカウント確認をするところを広告ブロックアプリを使って阻止しておいて
- その間に古い端末で最新のトーク履歴をバックアップし
- 新しい端末でその最新トーク履歴を復元する
という手順でその抜け穴を突く形になっている。
専門知識があるってすごいなぁ。
手順は面倒だけど、簡単に一発でできて、感謝しかない。助かった。
ushuiさんにいいことがありますように。