役に立つかは別として

頭の中にあるゴチャゴチャを出しとけばスッキリするかも

念のための帯状疱疹ワクチン接種

あたしの父方の伯母は亡くなっちゃったけど、母方の伯母は生きている。ただ、帯状疱疹に悩まされていて、昨日母づてに聞いた話では、皮膚症状自体は治ってきたけれど痛みが全然取れず、神経内科に紹介状を書くからそちらへ行けと皮膚科の先生に言われたとのことだった。

神経内科?

帯状疱疹って、潜伏してた水ぼうそうのウイルスが活性化して発症するものだよね?なのに、なんで神経内科に行くの?

……てことで、ちょっと調べたんだけど、帯状疱疹ワクチン大事!と改めて思ったから、調べた内容を共有するためここに書いとく。

帯状疱疹の概要として知っておくべきなのは以下。

  • 帯状疱疹のウイルスでもある水ぼうそうウイルスは、初めて感染した際には水ぼうそうとして発症するが、水ぼうそうが治ったあともウイルスは体内の神経節に潜伏している
  • 日本人の成人9割以上がこのウイルスを体内に持っている
  • 加齢、疲労、ストレスなどで免疫が落ちるとこのウイルスは活性化し、神経を伝って帯状疱疹として発症する
  • 80歳までに約3人に1人は発症すると言われている
  • 発症すると、神経炎症も起こって痛みが発生する
  • 神経炎症がひどいと神経が損傷し、帯状疱疹後神経痛として皮膚症状が治ったあとも痛みが残る
  • 帯状疱疹後神経痛になってしまうと治療は基本的に痛み止めのみ
  • 帯状疱疹は胸から背中にかけて出ることが多いが、頭部や顔面に出た場合は目や耳に合併症が出ることもある

うちの伯母は帯状疱疹後神経痛なんだ、だから神経内科なんだ、とわかった。

で、対応として知っておくべきなのは以下。

  • 発症したら、とにかくソッコーで皮膚科へ。すぐに抗ウイルス薬などで対応すれば帯状疱疹後神経痛やその他の合併症を防げる
  • 帯状疱疹予防には、ビケン製の生ワクチンとシングリックスという組換えワクチンがある。ワクチン接種は50歳から対象
  • 生ワクチン:子供の水ぼうそうワクチンと同じで1回接種。8,000円ほど。帯状疱疹発症率が51.3%減少、帯状疱疹後神経痛発症率は66.5%減少。予防効果が続くのは3~11年ほど
  • シングリックス:独自開発されたもので2回接種。2回めは2ヶ月後で、1回22,000円ほど。でも帯状疱疹発症率は50歳以上で97.2%減少、70歳以上で89.8%減少。予防効果は最低9年と言われている
  • どちらのワクチンもコロナワクチンとは2週間あける必要あり

伯母が帯状疱疹を発症した当初、その様子を見ていた母がビビって予防接種したいと言ったので、母にはシングリックスを接種させていた。

その時点であたしも接種したかったんだけど、あたしは当時まだ49歳だったから受けられなかった。その後、50歳になって受けようと思っていたらコロナワクチン待ち状態で延期になり、コロナワクチンが終わってから今度こそ受けようと医者に電話したら「来年は帯状疱疹ワクチンの助成が出る可能性もあるからもう数ヶ月待ったら」と言われたのでまた延期していた。そして今年になって、結局助成の話がホントに出るのかわからず、もう自費でいいから接種しようかなと思っていたらコロナのブースター接種待ちに突入し、結局まだ帯状疱疹ワクチンの接種をしていない。

でも、今回帯状疱疹後神経痛のことを知って、ブースターが終わったら今度こそ帯状疱疹ワクチンの接種をしようと思った。

免疫を強く保てさえすればそもそも帯状疱疹なんて発症しないはずなんだけどね。だから、免疫向上・維持ももちろん頑張るけど。

 

 

 

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