役に立つかは別として

頭の中にあるゴチャゴチャを出しとけばスッキリするかも

イーロン・マスクの考え方と実行力が素敵すぎる

イーロン・マスクのインタビューを観た。

これも日本語の字幕がまだないんだけど、そして、TEDトークにしてはめっちゃ長いからまとめる気にもならないんだけど、イーロン・マスクの考え方にすごく共感して、メモっておきたい!と思った箇所があったからメモっておく。

 

地下に高速トンネル車道のネットワークを作るとか、テスラが今後どうなるかとか、ソーラールーフ(ソーラーパネルじゃなくて屋根そのものが太陽光発電機)がどれくらい普及するかとか、いろいろ話したあとにSpaceXの話になった。

で、トンネルネットワークもソーラールーフも結構壮大な話だけど、SpaceXの火星に移住って話はさらに壮大な話なわけで、案の定、司会のクリス・アンダーソンに「なんでそんなことをしたいんだ?」と聞かれていた。

それに対してイーロン・マスクは、「自分を奮起させる、魅力的な未来がないとダメだと思う。朝起きる理由、生きる理由がなくちゃいけない。人類が多惑星で暮らすという未来がなかったら僕はものすごく気が滅入る」と答えていた。

 

で、「地球温暖化とか貧困とかもっと切羽詰った問題があるのに、なんでこれなんだ?持続可能なエネルギーとかの分野で活躍しているのに、なぜそっちに専念しないんだ?」と畳み掛けられて、「それは未来を確率という視点から見てるからだ」と答えていた。

例えば、持続可能なエネルギーは必然的にいずれ解決される問題であり、テスラがその流れを促進した可能性はあるけれど、テスラがなくても必然的に解決されるのは間違いない。でも宇宙旅行や火星移住は必然じゃない。やらなかったら実現しないからだ、と。

 

そして、クリスに「つまり、人類を救うとか代替案を用意しておくとかいうことだけじゃなくて、人類に希望を与えるってことだね」と言われて、「いや、別に誰かの救世主になりたいわけじゃなくて、自分が未来のことを考えた時に悲しくならないようにしてるだけ」と答えていた。

 

……最高じゃないですか?この人。

自分がゴキゲンでいたいから、他の人に任せていたらそれは実現しないから、自分が悲しくなりたくないから、だから火星移住を実現させようとしてるって、どんだけスケールがデカイんですか、あなたは。

 

その一方、「一体どうやってトンネルネットワークを対費用効果的に建設するんだ?」みたいな話には物理学的な理論を繰り広げてきちんと答えてたりする。

 

ちなみに彼は以前こんなインタビューもTEDでやっていて、

ここでクリスに、「あなたはデザインとテクノロジーとビジネスをひとまとめに考えてパッケージにすることができる人で、しかも自信満々だから大きなリスクを取ることができるんじゃないかと思うんだが、コツはあるのか?」と聞かれて、「物理学。物事を分析して推理するんじゃなくて、本質的な真理から推測するわけ」と答えている。

 

……これな。

現象を分析するのではなく、本質的なものを見極める。

そうすることで自信がある決断ができるし、自信がある決断ができれば大きなリスクをとるときに恐れる必要はない。

これ、人生全般に言えることだと思う。

 

自分のゴキゲンを追求して、周りに流されず、本質的なものを見極めて大胆にリスクをとる。

素敵すぎる。