この間、場所設定自体がアートというMIHO MUSEUMについて書いたけど、
立地が良くて展示も楽しかったのが大阪歴史博物館だった。
大阪歴史博物館は大阪城の南西、難波宮跡の北西にある。
で、大阪歴史博物館があるビルはこんな感じで、
(上の2つの画像は公式サイトのもの)
常設展示は一気に10階までエレベーターで上がって、そこから順に古代(10階)、中世・近世(9階)、発掘・考古学(8階)、近代。現代(7階)と1階ずつエスカレーターで降りながら見ていく形になっている。
だから、難波宮大極殿の実寸復元がある古代の10階では振り返ると難波宮跡を見下ろせるようになってるし(ビルの写真の横長の窓があるところが10階)、エスカレーターで下って行くたびに大阪城が見える(ビルの右側のガラス面になってるところがエスカレーター)。斜め上から見える大阪城が、降りていくに従ってだんだん目の高さで見えてくるのが地味に楽しい。
良い場所に、展望を良く考えた設計のビルを建てて、それを博物館にしているという点には拍手したい。
肝心の展示はと言うと、実寸代復元とかジオラマが大好きなあたしにとっては、楽しい!の連続だった。
難波宮大極殿の実寸復元の前には等身大の役人や女官がいたり、安政時代のなにわの町人の暮らしぶりがわかる町並みのジオラマがあったり、実物大の発掘現場が再現されてたり、大正末期~昭和初期の公設市場、道頓堀、住宅なんかを実物大で再現していたりで、とてもエンタメ性が高い展示だと思う。
情報もちゃんと充実していた。ただ目で見て楽しいだけじゃなく、説明も工夫されていて面白かった。
満足。
ちなみに、大阪歴史博物館とは関係ないけど、目と鼻の先にある大阪城天守閣の展示もとても良かった。あたしはお城の天守閣の展示を見て「おお!」って思うことってほぼないんだけど(個人の感想です)、大阪城では「おおお!」と思った。特に良かったのは、大阪夏の陣屏風についての展示。
機会があったら両方オススメ。
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