青森では八戸にも行ったんだけど、そのときついでに蕪嶋神社に立ち寄った。
青森行きを決めた時点では、蕪嶋神社なんて全然知らなかった。でも、旅行の日程を組んでいたときにたまたまウミネコの繁殖地として天然記念物になっている神社があると知り、調べてみたら毎年3月末に集まってきて4月に産卵、5月に孵化して子育て開始、6月末から巣立ちとわかった。
それで「え、じゃあ5月ってちょうどいい時期じゃん、行くしかないでしょ、これは」と思って行った。
そしたらホントにすごくてワロタ笑
あまりにもたくさんいるから、鳥居の横にフン避け用の傘まで置いてあった。
そこで傘をさして階段を登っていくと、両脇の灯籠が連なっているところがウミネコマンションになっていた。最上階までバッチリ満室。
登りきった先にある境内もウミネコだらけ。もう巣を作る場所がないからなのか、お賽銭箱や手水舎の周辺みたいに参拝客に踏まれそうな場所でもたくさんのウミネコが直接地面に巣を作っていて、全員「あたしゃ動かんからね」という顔をして座り込んでいる。
蕪嶋神社には周囲をぐるっとまわれる通路があるんだけど、この通路もすごかった。
ちょっと写真ではわかりにくいかもしれないけど、両脇の草がある場所には巣がずらーっと並んでいる。そしてこの通路、幅が50cmくらいしかなくて、ウミネコさんたちの邪魔をしないよう気をつけて真ん中を歩いていても「ウチの巣に近寄るんじゃねーよ、コノヤロー」と怒られる。
本当はこの道を3回まわってお参りすると御利益があるとかいう話なんだけど、あたしは1回目で何度もウミネコのお父さん(らしき方々)にくちばしで靴を攻撃されたから、3回歩くのはやめた。靴を履いてれば痛くはないレベルなんだけど、お邪魔するのが申し訳なくて。
ちなみに、あたしは傘をさしたけど、ささずに運を授かるのを待つ参拝の仕方もあるらしい。ちゃんと証明書も出るそうで。
あと、「かぶしま」にかけて株が上がる御利益があるそう。そう言えば、背広姿のオジサン3人組が参拝してたけど、証券会社とかの人たちだったんだろうか笑
青森は行った時期がビミョーで、弘前の桜は終わったあとだったし、ねぶたはまだだったし、りんごも旬じゃなかったけど、ウミネコだけは繁殖真っ只中でよかった。面白かった。