今年の始め、ベルンド・ケストラーさんのミトンに出会って「よくもまあ、こんな編み方思いついたよなぁ」と感心した。
だから、あのあと彼の他の本もチェックしたんだけど、このスパイラルソックスを見て「冬が来たらこれ編もう」と思っていた。
……ので、編んだ。
ハイ、こちら。
手袋のときもそうだったんだけど、平置きしたときのブサイクさはすごい。ワロタ
履いたときのフィット感はまあまあ。編み目がスパイラル状になってるからすごく伸びる。でもやっぱり普通のかかとがある形の靴下のフィット感には負けるなぁ。当たり前か。
てか、かかとがないチューブソックスって、もともとあんまり好きじゃなかったんだよね。でも、スパイラル状にぐるぐる編んでいくのが楽しそうだと思ったのと、ケストラーさんの手袋の不思議なフィット感が面白かったから靴下のフィット感も試してみたかったというのがあって編んでみた。
実際、編むのは楽しかった。……というか、ほぼ何も考えずに編めるから、ちょっと頭を休ませたいときとか、ポッドキャストを集中して聴きたいときとか、そういうときにとても良かった。
あと、ケストラーさんによると、かかとが決まってないからずらしながら履けて、結果的に長持ちするらしい。これは今後履いてみて検証。
とりあえず、普通の靴下の代わりにしたいようなフィット感ではなかったから、これは家の中で二重履きにするときの靴下として使おうと思う。
……てことで、今回スパイラル編みでも足首みたいにぐっと曲がる場所にまっすぐ編んでフィットさせるのは難しいとわかったんだけど、これ、ネックウォーマーにはいいんじゃないかとちょっと思った。
ネックウォーマーってなかなか良いのがないんだよね。
あたしの場合、暖かいのは重くて肩が凝ってしまうけど、軽くて肩が凝らないのにすると暖かさが足りないというパターンが多い。これ、頭から被れるサイズにすると首にはまったときの隙間が大きくなってしまうからだと思う。
でも収縮性が高いスパイラル編みだったら、ちゃんと頭が通るけどまあまあ首にフィットするネックウォーマーができるんじゃないかなぁ。それを細めの糸で編めば軽くて肩が凝らないバージョンができるんじゃないかなぁ。
ちょっと考えてみよ。