さっき、この記事を読んだ。
日本では、「いかに出世せず無難に働くか」という戦略になっている若い人がとてもとても多いと思う。
この戦略自体には別になんの異論もない。
あたしも以前この記事の中で、「力を入れる案件と入れない案件を見極める」とか「誰に評価される必要があるのか見極める」とかいうことを推奨して、「相応の評価をくれない人と仕事をするな」的なことを書いている。
らくからちゃさんがしてるのも似たようなことだと思う。要は、自分の目的に合わせて自分をポジショニングするのは大事ということ。
けど、もう一度言うけど、日本では「いかに出世せず無難に働くか」という戦略の若者がとても多い。
起業だ、ベンチャーだ、って言って頑張ってる若者がいるのもわかってるから、全部が全部そうだとは言わない。でも普通に一般企業に勤めてる人の中だけで見たら結構多いんじゃないか。
日本の企業の偉い人たちはこういう状況をわかってんのだろうか?といつも思う。
全く気づかないくらい頭が古いのか、気づいてるけど何もできないくらい無能なのか、気づいてるけど「自分さえ逃げ切ればあとのことは知らんもんね」と思ってるのか、どれなのか知らんが、日本の企業の生産性が上がらないとか、日本の企業の未来がイマイチ明るく見えないとかいう理由の1つは、若者が自分のことを考えた時にこういう戦略に走らざるを得ない環境になってるからだと思う。
普通に働いてれば相応の報酬がもらえて、頑張ればその分報酬は増える、しかも、不必要な慣習や古いルールにもとづく減点制度ではなく、もっと合理的な加点制度で評価してもらえるという状態だったら、それだけでも「無難を目指す人」の割合は減るんじゃないか。
だって、日本の平均賃金ってダントツに低いんだよ?
購買力平価ベースで見たって、ドルベースで見たって、ここ24年でガタ落ちしてるんだよ?
人は、頑張ったって報われないとわかれば頑張らなくなる。
あと、報酬に関係なく、意味ないことをやらされてるとやる気もなくなる。これ、日本の企業や行政でめちゃくちゃ多そう。
報われない社会を作ることに加担してる人たちは自覚して欲しい。
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