『40代からは「記憶法」が変わります』という本を読んだ。
昔からあんまり細かいことは覚えていられないタチだけど、それに関しては「まあいいか」と思っている。どうやって調べればわかってさえいれば、必要な時また調べられるし。
だから記憶法うんぬんってのはどっちでも良かったんだけど、この「40代からは」ってなんなのさ?と思ったので。
結論から言うと、記憶には「頭の記憶」と「体の記憶」ってのがあって、生まれた時は体の記憶を担う脳幹や大脳辺縁系が主に使われるんだけど、成長するにしたがって頭の記憶を担う大脳皮質が発達してそちらが主に使われるようになり、10代後半で大脳皮質の発達がピークに達してからは歳をとるにつれ丸暗記ができなくなってきて、40代頃には再び体の記憶の割合が頭の記憶の割合より大きくなる、ということらしい。
なるほどね~。
要は、脳の容量が減ってくるってことなんだけど、これはある!と思った。
記憶力の問題だけじゃなくって全般的になんか脳みそのメモリーが足りてない気がするって最近思ってたんだよ!
気がする、じゃなくてホントに減ってたのね……。
情報が溢れすぎてる世の中になってきたからかなぁと思ってたんだけど、いや、たぶんそれもあると思うけど、自分のハードウェアも衰えてきてるってことなのね……。
……ちぇ。
でも、体の記憶ってのは
- 脳の容量をたくさん使わないから容量制限を気にせずどんどん増やせる
- 一旦記憶したら一生忘れない
という特徴があるから、大事なものはどんどん頭の記憶から体の記憶に置き換えていけば良いらしい。つまり、頭で学んだらすぐ実践して体で覚えればいいってこと。
あと、そもそもどうでもいい情報を脳に詰め込まないこと、余計なことを忘れること、嫌な記憶は上書きすることが大事。こうすることで脳の容量が無駄に使われずに済む。
この本にはこの辺のコンセプトをどう具体的に実践するかのヒントが書かれてるんだけど、結構なるほどね~と思った。これ全部実践したら頭がスッキリするんじゃないか。
あ、そうか、何をどう実践すべきかも覚えるの大変だからザーッと書き出してどっかに貼っておけばいいのか。そして習慣にして体で覚えちゃう。最初から頭の記憶を使わない。
なるほど。
やってみましょう。
40代からは「記憶法」が変わります: “大事なこと”を覚えられる! 忘れない! 思い出せる! (単行本)
- 作者: 菅原洋平
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2015/06/24
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