まず断っておくと、あたしは寝付けなくて困ることはあんまりない。
てか、夜は10時過ぎたくらいから眠くて眠くて仕方なくなってくるから起きてろと言われても起きていられない。
で、一旦寝たら邪魔されない限りだいたい起きなくて、朝は目覚ましなしで自然に5時半くらいに目が覚める。
そんなあたしなんだけど、3日くらい前にこの記事を見かけて興味津々になった。
戦闘機パイロットが十分な睡眠を確保してまともに戦えるように米軍が第二次世界大戦中に開発した、どこででも2分で眠りにつける方法がある、という記事。
体をある状態持っていくと人間というのは寝てしまうものだから、その状態に持っていくやり方を学べば良いのだとか。
実際に、6週間それを練習しただけで、96%のパイロットが外で銃声が聞こえていようが、コーヒーを飲んだばかりだろうが、座った態勢であろうが、120秒で眠りにつくことができるようになった、と言う。マジか。
あたしは眠りにつくということ自体は困ってないからそれはどっちでもいいんだけど、体がある状態になると人間はこうなってしまうっていう話にはすごく興味がある。
大きな不安やプレッシャーがあると動悸が激しくなるとか、緊張するとお腹が痛くなるとか、グロテスクなものを見ると吐いちゃうとか、精神の有り様が肉体に反映されることって多いけど、逆もあると思うんだよね。
肉体の有り様が精神状態に反映されるっていうの。
泣くと余計に悲しいとか、笑うと気分が楽になるとか、あるでしょう?
だから、肉体を使って精神を操ることができるなら、なんであれそのワザを知って試したい。
肝心の「120秒で眠りにつく方法」は以下の通り。
- 楽な姿勢をとる
- 顔の筋肉をリラックスさせる(顔には43個の筋肉があるんだそう。おでこ、頬、舌、顎などすべてリラックスさせることで眠っても安全なのだと体が認識するそう。目の6つの筋肉も全部リラックスさせること)
- 肩を落とす(完全に重力に任せる気持ちで肩を落とし、首の後ろも完全に力を抜く。肩、首、顎が一番緊張しやすい場所だそう。さらに利き腕側の上腕から手のひらにかけて腕が重くなっていくのをイメージして力を抜く。逆の腕も同様に力を抜く)
- 足の力を抜く(利き足を上から順に重くなっていくのをイメージして足の指まで力を抜く。逆の足も同様に力を抜く)
- 10秒間思考を完全に止める(これで脳のスイッチを切るような状態になるそう。四肢が完全にリラックスした状態で思考が完全に止まると人間は寝てしまうのだそう)
で、思考を止める方法として紹介されてたのは以下の3つ。
- 暖かい春の日に静まり返った湖に浮かんだカヌーに寝転がって青い空を見上げている自分をイメージして、空に意識を集中して他の思考が入ってこないようにする
- 真っ暗な中、黒くて大きなベルベットのハンモックに寝転がってリラックスしている自分をイメージして、どこを見ても真っ暗なことに集中して他の思考が入ってこないようにする
- 「考えるな、考えるな、考えるな」と唱え続ける
……てことで、3日前からなるべく眠くてたまらなくなる前にベッドに入ってこの方法を練習している。
全身の力を抜いたままにしておいて(=勝手に力が入らないように気を使いつつ)思考を完全に止めるのって結構難しい……笑
でも眠りに落ちるって要は精神状態のスイッチを切るってことだもんね。これが自由自在にできるようになったらスゴイ。
さて、どうなるか。
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