役に立つかは別として

頭の中にあるゴチャゴチャを出しとけばスッキリするかも

英語ができたらいいなと思ってる人は英語ができるようにならない

今朝、この記事を読んだ。

kamiyakenkyujo.hatenablog.com

英語がサラサラ読めたらカッコいいかなと思って勉強を始めたが、20代の頃続かなかったことを思い出し、方法論を考え直した結果、一番大事なのは「目標をどこに置くか」だと気づいた、という話。

で、この方は「自分は政治のニュースを読めるようになればいい」と決めて、リスニングやスピーキングは捨てて、文法も重視しないで、単語帳を作って語彙や表現から「なんとなく読む」というアプローチにしたんだそう。

とても良いと思う。

てか、こういうやり方しないとダメと思う。

でも、英語に限らず語学のような長期戦になるものの勉強をするとき、こういう視点に立てない人が多い。

なんなんだろうね、あれ。メソッドさえ良ければ一定期間でスラスラ・ペラペラになるはずって思うのかなぁ?だから一度に全部極めようとして挫折すんのかしら?

本当は、語学のできる・できないって「全然できない」「若干できる」「そこそこできる」「困らない程度できる」「結構できる」「完璧にできる」みたいにグラデーションなはずなんだよね。でも、結構みんな「全然できない」「完璧にできる」くらいの勢いで自分や他人を評価しがちだと思う。だって、あたしも「アメリカにいました」って言うと昔から一貫して「じゃあ英語ペラペラなんでしょ?」ってワンパターンなこと言われてきたもんね。1年しかいなくてペラペラなわけないし、10年いたらペラペラじゃない方がおかしいのに。

「英語ができたらいいな」程度にしか思ってない人って、要は「英語ペラペラ」みたいな漠然としたイメージしかないんじゃないかな。だからできるようにならないんだと思う。

逆に「営業のプレゼンができるようになりたい」とか「旅行先で迷っても道だけは聞けるようになりたい」とか「海外の大学院で研究をしたい」みたいに、英語を勉強したい理由と勉強すべき範囲を具体的に決めてれば、努力は結構フツーに報われるし、英語も本当にできるようになる。確かに範囲は狭いけど。

でも、もっとできるようになりたかったら、「取引成立したら契約書も読めるようになりたい」とか「旅行先で現地の人とふれあいたい」みたいな感じで、それまでに学んだ英語をもとに範囲拡大すればいいんだよ。そういう積み重ねをしていけば、ある程度のレベルまではフツーに行くもんよ。

あたしも25年間アメリカに住んで、最後には翻訳業するまでになったけど、最初はアメリカで生きてく最低限の英語から始まって、学業用の英語、会社勤め用の英語、翻訳用の英語とだんだん広げて学んでいった。そして未だに英語なら完璧と言えるところまで至ってない。わからない分野の英語は、当たり前だけど完璧に理解したり自分で話したりできない。

似たようなことは日本語でも言える。

日本に生まれて日本語が母国語でも、語彙力がなくて自分の意見をうまくしゃべれない人っているし、作文がからっきしダメな人もいるし、一体どこをどう読んだらそういう理解になるの?っていうくらい読解力がない人もいるでしょ?一方、やたらスピーチが上手い人もいるし、文章書かせたらピカイチの人もいる。

あたしみたいに漢字の意味は想像できて不自由しないけど、音読しろって言われたら詰んじゃう人もいるんじゃない?

だから、語学をやりたい人は、「英語ができるようになる」みたいな漠然とした望みは捨てて、ピンポイントな目的や目標を持って、そこだけ集中的にやることから始めるべきと思う。上の記事の紙屋研究所さんみたいに。

ちなみに、あたしは今Duolingoでスペイン語とイタリア語の勉強してるけど、Duolingoが例文で出してくる程度の簡単な文を聞き取って喋れるようになりたいだけと決めている。だから、音声入力にしていて単語の綴りを学ぶことは放棄してるし、文法も最低限のルールしか見てなくて、音的にこんな感じになるのね…くらいの認識しかしてない。

でもつい最近、勉強を始めてから800日を突破した。これ、続いてるのは、決めた範囲が狭いと日々の進歩がわかりやすくて、進歩がわかりやすいと楽しいからだと思う。

具体的に目標を絞れないなぁって人は、単に周りに流されて「英語ができたらカッコいいかな」とか「英語ができたらいろいろ有利かな」とか思ってるだけなんだよ。だから、勉強する必要なんてないと思う。具体的な目標を立てられる別のことに時間を使った方がいいよ。マジで。

  

 

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